- TASM - Teradata Active System Management (TASM)セッション ルールが特定のソース システムまたはターゲット システムで有効にされている場合は、TASMルールがData Moverセッションを上書きすることがあります。
- DBSControl - DBS制御ユーティリティのMaxLoadTaskフィールドとMaxLoadAWTフィールドを制限すると、Data Moverセッションを上書きできます。
特定のターゲットTeradata Databaseに対するオペレータの制限は、簡単に超える可能性があります。これは、各Data Moverジョブでこれらのオペレータの複数のインスタンスを使用でき、複数のData Moverジョブを同時に実行できるためです。その後、オペレータの新規インスタンスを作成しようとする試みがTeradata Databaseによって拒否または保留されると、Data Moverジョブは失敗またはハングアップする場合があります。
このような失敗を回避するために、Data Moverは、タスクで使用中のオペレータに基づき、同時実行ジョブ タスクの数を制限します。この制限は、各ターゲットTeradata Databaseシステムに対して個別に適用されます。例えば、制限されているオペレータを使用するタスクが1つのジョブに10あり、ターゲット システムのロード スロット制限が5の場合、Data Moverでは、そのジョブの10のタスクのうちの5つまでをターゲットTeradataデータベースシステムに対して同時に実行することを許可します。制限されているオペレータを使用するタスクが10あるジョブが2つあり、その2つのジョブを同じターゲットTeradata Databaseシステムに対して同時に実行した場合、Data Moverでは、両方のジョブの合計である20のタスクのうちの5つのみを同時に実行することを許可します。この2つのジョブを別々のターゲットTeradata Databaseシステムに対して実行し、それぞれのシステムでターゲット システムのロード スロット制限が5の場合、Data Moverでは、各ジョブにつき5つのタスクの同時実行を許可します。制限されていないオペレータを使用するData Moverジョブとタスクは、この機能の影響を受けません。
ターゲット ロード スロット機能は、特定の時間に実行できるData Moverジョブの数に影響を及ぼしたり、新規ジョブの作成時にData Moverによって選択されるユーティリティを決めたりすることはありません。
- すべてのターゲットTeradata Databaseシステムに対するデフォルトのロード スロット制限
- 特定のターゲットTeradata Databaseシステムに対する別々の制限