restore_daemon - Teradata Data Mover

Teradata® Data Mover ユーザー ガイド

Product
Teradata Data Mover
Release Number
17.05
Published
2020年10月
Language
日本語
Last Update
2020-12-18
dita:mapPath
ja-JP/xxl1591023586203.ditamap
dita:ditavalPath
ja-JP/xxl1591023586203.ditaval
dita:id
B035-4101
Product Category
Analytical Ecosystem

目的

restore_daemonコマンドを使用すると、以前にバックアップしたデーモン構成をリポジトリから構成ファイルに復元できます。

Data Mover 17.05以降、restore_daemonコマンドは、/opt/teradata/datamover/daemon/nn.nnディレクトリにあるrepository_backup.shスクリプトを使用して、リポジトリからデーモン構成を復元します。スクリプトは、復元にPostgres pg_restoreコマンドを使用します。
repository_backup.shスクリプトは、デーモンの復元用に個別に使用できます。ジョブの実行中はデーモンを復元しないようにしてください。
ここで、パス中のnn.nnはData Moverのバージョン番号を指します。

パラメータ

パラメータの順序を参照してください。

backup_target_dir
Data Moverがバックアップ ファイルを復元する元のディレクトリ。この場所は次のいずれかで指定できます。
  • daemon_backupディレクトリからの相対パス。これは、すべてのバックアップ スナップショット用に予約されているディレクトリです。

    相対パスの場合は、バックアップ ファイルを含むディレクトリの名前を入力します。相対パスを指定する場合は、先頭にスラッシュを付けないでください。

  • 絶対パス。 これは、dm_userが書き込み権限を持つ、システム上の任意の場所です。 restore_daemondm_userアカウントで実行されます。

    絶対パスの場合は、バックアップ ファイルへの完全パスを入力します。絶対パスを指定する場合は、必ず先頭にスラッシュを付けてください。

例: repos_bu_001は相対パスです。
例: /home/myhome/repos_bu001は絶対パスです。
dm.rest.endpoint
(オプション)実行時に別のRESTサーバーに接続する(その結果別のデーモンに接続する)ために、Data Mover RESTサーバー URLを入力して、commandline.propertiesファイルに指定されているデフォルト値を上書きします。
https://dm-server1:1443/datamover
security_password
(オプション)スーパー ユーザーまたは許可されたViewpointユーザーのパスワード。
例: 53cUr17y
Data Moverデーモンでセキュリティの管理が有効になっている場合に必須。 -security_password_encryptedも指定されている場合は、無効なパラメータになります。
security_password_encrypted
(オプション) スーパーユーザーの暗号化されたパスワード。
例: 052c7aabd14c7770141ac3c0137ab98ae0d3f0f7cddf588981206b010c0c1b2f
Data Moverデーモンでセキュリティの管理が有効になっている場合に必須。 -security_passwordも指定されている場合は、無効なパラメータになります。
security_username
(オプション)スーパー ユーザーまたは許可されたViewpointユーザーのユーザーID。スーパーユーザーのユーザーIDはdmcl_adminで、変更できません。
Data Moverデーモンでセキュリティの管理が有効になっている場合に必須。

使用上の注意

次のシナリオはエラーになります。
  • restore_daemonコマンドの実行時にジョブが実行されている
  • バックアップ ファイルが保存されているディレクトリを指定していない
  • 絶対パスを指定したが、dm_userにそのパスに対する書き込み権限がない
  • 存在しない相対パスまたは絶対パスを指定した
  • 格納されているData Moverリポジトリにbackup_daemonコマンドによってバックアップされたData Moverリポジトリと同じハッシュ アルゴリズムがありません。

XMLファイルの例

parameters.xmlなどのXMLファイルをrestore_daemonコマンドと使用して、前にバックアップされたData Moverデーモンのリポジトリと構成ファイルを復元するには、datamove restore_daemon -f parameters.xmlを入力します。

次の例では、parameters.xmlは前のバックアップが書き込まれたシステム上のData Moverデーモンのインストール場所に関連するdaemon_backup下のディレクトリとしてrepos_bu_001を指定します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
 <dmRestoreDaemon xmlns="http://schemas.teradata.com/dataMover/v2009http://schemas.teradata.com/unity/datamover.xsd">
   <backup_target_dir>repos_bu_001</backup_target_dir>
 </dmRestoreDaemon>"
  xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
  xsi:schemaLocation="