2つのData Moverクラスタがアクティブ/スタンバイ構成で設定されている場合、自動フェールオーバーがサポートされます。自動フェールオーバーを有効にするには、アクティブ コンポーネントとスタンバイ コンポーネントを監視するために追加で2つの監視サーバーが必要です。各サービスは次の機能を実行します。
- モニタリング サービスは、SSH接続を使用して指定アクティブ(またはプライマリ)コンポーネントを監視し、同期モニターを含むサービスが実行されているかどうかを確認します。
- 同期モニターは、アクティブ サーバーとスタンバイ サーバー間のPostgresレプリケーションを監視することにより、Data Moverリポジトリが同期していることを確認します。
フェールオーバー シーケンスは、次の指定アクティブ コンポーネントのいずれかが使用できない場合に開始されます。
- デーモン
- リポジトリ
- エージェント
- RESTサービス
- ActiveMQ
フェールオーバー プロセスでは、次の処理が実行されます。
- アクティブ コンポーネントの停止
- スタンバイ コンポーネントの開始
- 指定アクティブ コンポーネントのモニタリング サービスの停止
- 指定スタンバイ コンポーネントのモニタリング サービスの開始
次に示すDSAの制限事項および関連する構成の詳細については、<Teradata® Data Moverインストール、構成、アップ グレード ガイド、ユーザー用、B035-4102>を参照してください。
- DSAユーティリティを使用してジョブのフェールオーバーを有効にし、スタンバイDSC環境用にBAR NCを事前に設定する(データベース バージョンに関係なく該当する)。
- スタンバイDSC環境用に、Teradataシステム バージョン16.00以降を使用してソース データベースとターゲット データベースを事前に設定する。
- アクティブおよびスタンバイのData MoverデーモンでバンドルされたDSCセットアップが使用されている場合に、ソースおよびターゲットのTeradataデータベースをバージョン16.00以前で構成する。複数のDSC環境を使用してジョブを実行しているときに、Data Moverのフェールオーバーが発生した場合は、同じジョブを実行するたびにDSMAINを再構成する必要があります。