ブロックされたジョブの構成プロパティ - Teradata Data Mover

Teradata® Data Mover ユーザー ガイド

Product
Teradata Data Mover
Release Number
17.05
Published
2020年10月
Language
日本語
Last Update
2020-12-18
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B035-4101
Product Category
Analytical Ecosystem
プロパティ 説明と値
blocked.job.retry.enabled ジョブを実行する前にソース オブジェクトまたはターゲット オブジェクトでのロックの有無をData Moverがチェックするかどうかを決定するプロパティ。このプロパティが有効になっている場合、ロックが検出されると、指定した間隔の経過後にジョブの実行が再試行されます。 このプロパティが有効でない場合は、次に示されている一方の関連プロパティは無視されます。
value要素に、以下のオプションのいずれかを指定します。
  • true: 指定された間隔の経過後に、Data Moverによってロックが検出され、ジョブの開始が試みられます。ジョブが実行されるのは、オブジェクトにロックが存在しない場合だけです。
  • false: デフォルト。Data Moverは、オブジェクト ロックの有無をチェックしません。ロックが存在する場合、ジョブはロックがリリースされるまでハングアップします。
blocked.job.retry.interval ロックが検出された場合に、ロックがまだ存在するかどうかもう一度チェックするまで待機する時間の間隔。デフォルトの設定は1時間です。
以下の2つの要素のそれぞれに値を指定します。
  • value: 再試行間隔を分単位または時間単位で指定します。 正の整数で指定する必要があります。
  • unit: HOURSまたはMINUTESを指定します。
blocked.job.retry.maxInterval ソース オブジェクトまたはターゲット オブジェクト上のロックが原因でブロックされたジョブの開始を試行するための最大の間隔。この間隔が経過した後もジョブがブロックされている場合、ジョブは失敗としてマークされます。デフォルトの設定は1時間です。
以下の2つの要素のそれぞれに値を指定します。
  • value: 再試行間隔を分単位または時間単位で指定します。 正の整数で指定する必要があります。
  • unit: HOURSまたはMINUTESを指定します。
blocked.job.maxAllowedLimit ブロックとしてマークされて再試行できるジョブの最大数。この最大数に達しているときにジョブがブロックとして検出されると、そのジョブはジョブ キューに追加されます。デフォルト値は5です。 この値要素には別の数値を指定できますが、同時実行ジョブの最大数制限の25%以下にする必要があります。

blocked.job.maxAllowedLimitプロパティのルール

  • blocked.job.maxAllowedLimit値は、同時実行ジョブの最大数制限の25%以下にする必要があります。これは、ブロックされたジョブが多数のスロットを占有して他のジョブの実行を妨げることを防止するためです。
  • 同時実行ジョブが既にこの制限数に達しているときに、ブロックされたジョブが検出されると、そのジョブはジョブ キューに追加されます。これは、既にキュー内のジョブ数が、実行待ちのジョブの最大数制限に達している場合でも同様です。
  • 同時実行ジョブの最大数制限の25%を超える値を指定してconfiguration.xmlを保存しようとすると、エラーになります。
  • デーモンの再起動時に同時実行ジョブの最大数制限値を変更すると、自動的に同時実行ジョブの新しい最大数制限の25%に相当する値がblocked.job.maxAllowedLimitプロパティに使用されます。