目的
modify_admin_passwordコマンドを使用すると、スーパーユーザーのパスワードを変更できます。デフォルトでは、スーパーユーザーのパスワードはdmcl_adminで、変更できません。
パラメータ
パラメータの順序を参照してください。
- current_password
- スーパーユーザーの現在のパスワード。デフォルトでは、スーパーユーザーのパスワードはdmcl_adminです。
- current_password_encrypted
- スーパーユーザーの現在の暗号化されたパスワード。
- dm.rest.endpoint
- (オプション)実行時に別のRESTサーバーに接続する(その結果別のデーモンに接続する)ために、Data Mover RESTサーバー URLを入力して、commandline.propertiesファイルに指定されているデフォルト値を上書きします。
- new_password
- スーパーユーザーの新しいパスワード。
- new_password_encrypted
- スーパーユーザーの新しい暗号化されたパスワード。
- security_password
- (オプション)スーパー ユーザーまたは許可されたViewpointユーザーのパスワード。
- security_password_encrypted
- (オプション) スーパーユーザーの暗号化されたパスワード。
- security_username
- (オプション)スーパー ユーザーまたは許可されたViewpointユーザーのユーザーID。スーパーユーザーのユーザーIDはdmcl_adminで、変更できません。
使用上の注意
次の値を渡すことができます。
- 現在のプレーンテキストのパスワードと新しい暗号化されたパスワードの値を、同じコマンドまたはXMLファイルで渡す。
- 現在の暗号化されたパスワードと新しいプレーンテキストのパスワードの値を、同じコマンドまたはXMLファイルで渡す。
次のシナリオはエラーになります。
- 現在のプレーンテキストのパスワードと現在の暗号化されたパスワードの値を、同じコマンドまたはXMLファイルで渡す。
- 新しいプレーンテキストのパスワードと新しい暗号化されたパスワードの値を、同じコマンドまたはXMLファイルで渡す。
XMLファイルの例
modify_admin_passwordコマンドとXMLファイルを使用してスーパーユーザーのパスワードを変更するには、datamove modify_admin_password -f admin_pw_parameters.xmlと入力します。
次の例では、現在の (デフォルト) パスワードを53cUr17yに更新します。
<dmModifyAdminPassword xmlns="http://schemas.teradata.com/dataMover/v2009" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:schemaLocation="http://schemas.teradata.com/unity/datamover.xsd"> <current_password>dmcl_admin</current_password> <current_password_encrypted></current_password_encrypted> <new_password>53cUr17y</new_password> <new_password_encrypted></new_password_encrypted> </dmModifyAdminPassword>暗号化されたパスワードの値を渡すには、XMLファイルの適切な要素にその値を追加します。