Teradata PT APIを使用して大量のデータをコピーするジョブでは、単一のデータベース オブジェクトに対するコピー タスクを複数のエージェントに配分できます。この場合、Data Moverでは各エージェントに関連付けられているデータ ストリームのリソースを組み合わせて使用できるため、パフォーマンスが向上します。エージェントで複数のデータ ストリームを使用してタスクを並列で処理すると、オブジェクトのコピー時間が短くなります。
複数のエージェントを並列で使用する場合、次の制限が適用されます。
- 複数のエージェントがData Mover環境にインストールされている必要があります。
- ジョブは、Teradata PT APIのみを使用できます。
- Teradata PT APIを使用するジョブは、テーブルのデータのみをコピーします。
max_agents_per_taskが指定されていない場合、または値なしで指定された場合、Data Moverは最適なパフォーマンス値を動的に設定します。
createコマンドの次のパラメータ ファイルでは、Data Mover環境にオンラインのエージェントが5つあると想定しています。このファイルの設定は、Teradata PT APIを使用するジョブに対して有効です。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?> <dmCreate xmlns="http://schemas.teradata.com/dataMover/v2009" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:schemaLocation="http://schemas.teradata.com/unity/datamover.xsd"> <job_name>floyd_dmdev_create</job_name> <source_tdpid>floyd</source_tdpid> <source_user>dmguest</source_user> <source_password>please</source_password> <target_tdpid>dmdev</target_tdpid> <target_user>dmguest</target_user> <target_password>please</target_password> <data_streams>4</data_streams> <max_agents_per_task>4</max_agents_per_task> <source_sessions>4</source_sessions> <target_sessions>4</target_sessions> <log_level>0</log_level> <database selection="unselected"> <name>dmguest</name> <table selection="included"> <name>orders_2010</name> </table> </database> </dmCreate>