クエリー バンドは、Teradata Database内のセッションまたはトランザクションを固有に識別するために使用される、ユーザー定義の名前と値の組み合わせのセットです。セッションまたはトランザクションをタグ付けするクエリー バンドは、次のような目的で使用できます。
- アカウントまたは制御のために任意のジョブ内のリクエストをグループ化する
- プロキシ ユーザーまたはプロキシ ロールを信頼済みセッションに結び付ける
- パフォーマンス問題をデバッグする
- システム変数を定義する
クエリー バンドの定義の例
クエリー バンドの定義 | 理由 |
---|---|
有効 |
構文上のルールに従っている。 Job=payroll;Userid=aa1000000;Jobsession=1122; |
無効 |
名前に「=」を使用している。 Job=payroll;User=id=aa1000000;Jobsession=1122; |
次のテーブルに、特定のクエリー バンドのシナリオでどのようなことが起きるのかを示します。
シナリオ | 説明 |
---|---|
クエリーバンドにが含まれる
|
エラーが返ります |
埋め込みの空白文字を除いてクエリー バンドが2048文字を超えている | エラーが返ります |
クエリー バンドの定義が名前と値のペア内の名前を繰り返している | エラーが返ります |
名前と値の組み合わせが;で終了していない | エラーが返ります |
名前が128文字を超えている | エラーが返ります |
値が256文字を超えている | エラーが返ります |
値が0文字である | クエリー バンドの定義は可能ですが、関連する名前の値は渡されません |
有効なキーと値のペアを使用したクエリー バンド機能の詳細については、Teradata® DatabaseのSQLデータ定義言語 - 構文と例、B035-1144を参照してください。