統計情報は、Teradata Optimizerに値ごとの行数に関する情報を提供し、Teradata Databaseがデータ アクセスに関する最適なプランを評価して選択するのに使用されます。統計情報を使用すると、複雑なクエリーや結合のパフォーマンスが向上し、非均一の値分布の列やインデックスにアクセスするのに役立ちます。統計情報は、システムの再構成時も有効のままです。
収集された統計情報は、システムで自動的には更新されません。Teradata Optimizerが正確な決定を下せるように、統計を再収集するのは、ユーザーの責任です。
要件および制限
ユーザーは、dbc.IndexStats、dbc.ColumnStats、およびdbc.MultiColumnStatsの各ビューに対するSELECT権限が必要です。
- 統計が収集されているデータベース全体をコピーする場合は、copyStats属性がfalseの場合や指定されていない場合にも、DSAによって統計がコピーされます。この状況を回避するには、Teradata PT APIまたはTeradata JDBCを使用してテーブルをコピーします。
- DSAを使用してデータベースをコピーする場合、そのデータベース内のテーブルまたはインデックスに関連付けられている統計がデフォルトでコピーされます。
- 結合インデックスまたはハッシュ インデックスをターゲットで上書きする場合は、ターゲットのインデックスで収集された統計情報が削除されます。
- デフォルトでは、統計情報を収集済みのテーブル、結合インデックス、およびハッシュ インデックスのcopyStats属性は、XMLには表示されません。統計情報をコピーするには、属性を手動でXMLに追加する必要があります。
- ジョブを作成した後でジョブの実行前に追加されたすべての新規統計(列、複数列、またはインデックス)は、ジョブの一部としてコピーされます。
- Data Moverは、SHOW STATISTICSからの出力を使用して統計情報をターゲット テーブルにコピーします。