AS DEFAULTオプションを含むリクエストは、特定のユーザーに与えられた、またはユーザーから取り消されたログオン アクセスには影響を与えません。
AS DEFAULTオプションには、次のルールが適用されます。
文 | 想定される権限 |
---|---|
REVOKE LOGON | 該当するクライアントがデフォルトのGRANTを持っているとしても、ユーザーはそのクライアントにアクセスできません。 |
GRANT LOGON | 該当するクライアントがデフォルトのREVOKEを持っているとしても、ユーザーは必ずそのクライアントにアクセスできます。 |
次の例で、これらの2つのリクエストが同じ構文を持つわけではないことに注意してください。
REVOKE LOGON ON ALL AS DEFAULT; REVOKE LOGON ON ALL FROM "DEFAULT";
最初のリクエストでは、ログオンが試行されるあらゆるソース(Teradata Databaseコンソールを含む)に対するログオン権限を、残余条件なしに取り消します。このリクエストの文字列AS DEFAULTはキーワード句であり、ユーザーを識別しません。
2番目のリクエストの場合、Teradata Databaseは"DEFAULT"をキーワードではなく、ユーザーを識別する文字列リテラルとして扱います。そのため、このリクエストによって、DEFAULTという名前が付けられたユーザーのすべてのログオン ソースに対するログオン権限が取り消されることになります。DEFAULTはダミーのユーザー名であり、このユーザー名でTeradata Databaseにログオンすることはできません。2番目のリクエストは構文的には有効ですが、実行内容は無意味です。