永久プロキシ ユーザーとは、Teradata Databaseに定義されている既存の永久ユーザーのことです。GRANT CONNECT THROUGHリクエストでは、そのリクエストで指定された永久プロキシ ユーザーがTeradata Databaseに存在していることを検証します。永久プロキシ ユーザーの予想される使用目的は、例えば、イントラネット型の中間階層アプリケーションの場合、従業員の給与明細や、利用できる休暇についての情報の表示などになるでしょう。
Teradata Databaseは、永久プロキシ ユーザーの名前を、プロキシ接続が有効である間に作成したあらゆるオブジェクトの作成者として割り当てます。
同一の信頼済みユーザーに、重複するアプリケーション プロキシ ユーザー名および永久プロキシ ユーザー名を持つことはできません。例えば、次のGRANT CONNECT THROUGHリクエストが、示された順序で実行されたとします。
GRANT CONNECT THROUGH crm TO PERMANENT mary WITHOUT ROLE;
GRANT CONNECT THROUGH crm TO mary WITH ROLE hr_role;
2番目のリクエストにより、重複するプロキシ ユーザー名のエラーが返されます。これは、maryと名付けられた永久プロキシ ユーザーが、信頼済みユーザーcrmを介して権限を付与したときにはすでに存在しているからです。
プロキシ接続で永久プロキシ ユーザーに設定できるロールは、次のテーブルに示すように、GRANT CONNECT THROUGHリクエストのWITH ROLES句によって異なります。
指定内容 | 结果 |
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GRANT CONNECT THROUGHリクエストのWITH ROLE句 |
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GRANT CONNECT THROUGHリクエストのWITHOUT ROLE句 |
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