GRANT LOGONは、次のいずれかを実行します。
- 特定のクライアント システムからデータベースにログオンする許可をユーザーに与えます。
- 現在のシステム ログオンのデフォルトを変更します。
必要な権限
GRANT LOGONを実行するには、DBC.LogonRuleマクロに対するEXECUTE権限が必要です。
構文
GRANT LOGON ON { host_id [,...] | ALL } { AS DEFAULT | { TO | FROM } user_name [,...] } [ WITH NULL PASSWORD ] [;]
構文要素
- host_id
- ハードウェア構成データによってシステムに現在定義されているメインフレーム接続またはワークステーション ネットワーク接続を識別します。実際にこのホストが稼働中である必要はありません。
- ALL
- システムのコンソールも含め、ログインを試みるすべてのソースを指定します。
- AS DEFAULT
- 指定したhost_idの現在のデフォルトが、このGRANT LOGON文で定義されたとおりに、他の条件なしに変更されます。AS DEFAULT付きの文は、特定のユーザー名に与えた、またはユーザー名から取り消したアクセス権には何の効力もありません。
- TO
- FROM
- GRANTの結果が与えられる受領者を指定する句です。
- user_name
- 現在のシステム ログオン デフォルトを変更する1人または複数のユーザーの名前を指定します。
- DBCという名前を、GRANT LOGON文のユーザー名として指定することはできません。この名前を含んだ文は、エラー メッセージを返します。
- host_idの数とユーザー名の数の積が、25を超えてはなりません。
- WITH NULL PASSWORD
- 指定したクライアント システム コミュニティーから受け入れられるパスワードがないログオン文字列を許可します。