Teradata SQL文 - FastExport

Teradata® FastExport リファレンス

Product
FastExport
Release Number
17.00
Published
2020年6月
Language
日本語
Last Update
2021-01-07
dita:mapPath
ja-JP/ups1544831946863.ditamap
dita:ditavalPath
ja-JP/ups1544831946863.ditaval
dita:id
B035-2410
Product Category
Teradata Tools and Utilities

Teradata SQL文は、データベース内に格納されているデータを定義し、処理します。

FastExportでは、Teradata SQL文のサブセットがサポートされています。この結果、FastExportユーティリティ タスクを実行する前に、ルーチン的なデータベース保守機能を実行するためにその他のユーティリティを呼び出す必要がありません。例えば、サポートされているTeradata SQL文を使用して次のことを実行できます。
  • エクスポート元となる表を作成または修正する
  • 明示的な表名修飾子を使用してデータベースを確立する
  • ジャーナル表にチェックポイント指定を追加する

以下の制限は、FastExportジョブ スクリプト内のTeradata SQL文に適用されます。

  • FastExportは、次の表にリストされているTeradata SQL文のみをサポートします。
  • SELECT文を除き、サポートされているTeradata SQL文は、エクスポート タスク仕様の前か後のいずれかに置かなければなりません。つまり、エクスポート タスクのBEGIN EXPORTコマンドとEND EXPORTコマンドの間に置くことはできません。
  • SELECT文は、エクスポート タスクの指定の中でのみサポートされます。つまり、エクスポート タスクのBEGIN EXPORTコマンドとEND EXPORTコマンドとの間に置かなければなりません。

Teradata FastExportでサポートされるTeradata SQL文は次の表のリストのとおりです。 その他のTeradata SQL文を使用するためには、FastExportを終了し、Basic Teradata Query (BTEQ)などの別のアプリケーションからTeradata SQL文を入力してください。

FastExportでサポートされているTeradata SQL文
Teradata SQL文 機能
ALTER TABLE 既存の表の列構成またはオプションを変更します。
CHECKPOINT チェックポイント登録項をジャーナル表に追加します。
COLLECT STATISTICS 表の1つ以上の列で統計データを収集します。
COMMENT データベース オブジェクトに関連した注釈列を格納または取得します。
CREATE DATABASE

CREATE MACRO

CREATE TABLE

CREATE VIEW
新しいデータベース、マクロ、表、またはビューを作成します。
DATABASE 現在のセッション用にデフォルト データベースを新たに指定します。
DELETE 表から行を削除します。
DELETE DATABASE データベースから表、ビュー、およびマクロをすべて削除します。
DROP DATABASE 空のデータベースの定義をデータ ディクショナリから削除します。
DROP TABLE データベースから表を削除します。
GIVE 別のユーザーにデータベースの所有権を転送します。
GRANT データベース オブジェクトへの権限を付与します。
INSERT 表に新しい行を挿入します。
MODIFY DATABASE 既存のデータベースのオプションを変更します。
RENAME 既存の表、ビュー、またはマクロの名前を変更します。
REPLACE MACRO

REPLACE VIEW

既存のマクロまたはビューを再定義します。
REVOKE データベース オブジェクトへの権限を無効にします。
SET QUERY_BAND

...FOR SESSION

ユーザーや中間層アプリケーションが名前と値のペアのセットを定義できるようにして、各アプリケーションの固有のニーズに合わせてセッション レベルでカスタマイズできるようにします。
SET QUERY_BAND...FOR SESSIONだけが有効です。データベースはSET QUERY_BAND...FOR TRANSACTIONを受け入れますが、Teradata FastExportはこの文を拒否し、エラー メッセージを表示して終了します。
SET SESSION COLLATION 現在のセッションの照合指定をオーバーライドします。
UPDATE 表内の既存の行の列値を変更します。

このリリースでは、INSERT、DELETE、UPDATE、ALTER TABLEコマンドに関して、DML VALIDTIME修飾子およびNONTEMPORAL Semanticsがサポートされます。

各Teradata SQL文の構文および詳細については、Teradata Vantage™ - SQLデータ定義言語 構文規則および例, B035-1144およびTeradata Vantage™ - SQLデータ操作言語, B035-1146を参照してください。