- CHARSET
- ERRLOG
- BRIEF
- MAXSESS
- MINSESS
- STATUS
- DATAENCRYPTION
- CONFIGERRORS
- RETRYFIRSTCONNECT
- RETRYOTHERCONNECT
- RETRYCONNECTINTERVAL
RETRYFIRSTCONNECT、RETRYOTHERCONNECT、およびRETRYCONNECTINTERVALを指定できるのは、ワークステーション接続プラットフォームの構成ファイルのみです。対応するコマンドライン オプションはありません。
FastExport構成ファイルで指定した値は、これらのパラメータに対するユーティリティの内部デフォルト値をオーバーライドします。
構成ファイルのパラメータ自体は、FastExportジョブ スクリプトのコマンドによってオーバーライドできます。また、ワークステーション接続システムの実行時パラメータに示すように、対応する実行時パラメータによってオーバーライドできます。これらのパラメータの優先順位は、高い方から低い方に示すと、以下のとおりです。
- 1 – FastExportスクリプト コマンド
- 2 – 実行時パラメータ
- 3 – FastExport構成ファイルでの指定
- 4 – FastExportのデフォルト値
構成ファイル名と位置
ワークステーション接続システムでは、FastExport構成ファイルにfexpcfg.datという名前を付ける必要があります。
- FastExportを起動したディレクトリ
- FEXPLIB環境変数で指定されているディレクトリ
メインフレーム接続システムでは、FastExport構成ファイルのDD文にFEXPCFGというラベルを付ける必要があります。
構成ファイルの内容
FastExport構成ファイルには、パラメータごとに1つずつ、最大で8つのエントリを指定できます。
CHARSET=character-set-name
ERRLOG=filename
BRIEF=on/off
MAXSESS=max-sessions
MINSESS=min-sessions
STATUS=ON/OFF
DATAENCRYPTION=ON/OFF
CONFIGERRORS=IGNORE/TERMINATE
RETRYFIRSTCONNECT=n
RETRYOTHERCONNECT=n
RETRYCONNECTINTERVAL=s
- character- set - nameは、FastExportジョブに対する文字セットの指定です。
- filenameは、FastExportのエラー メッセージで使用する代替ファイルの指定です。
- BRIEF on/offは、FastExportジョブでの印刷出力の量を少なくするかどうかを指定します。
- max- sessionsは、データベースにログオンできるFastExportセッションの最大数を指定するMAXSESSです。
- min- sessionsは、ジョブの実行に必要なFastExportセッションの最小数を指定するMINSESSです。
- STATUS ON/OFFは、FastExportジョブの5分間ステータス レポートを指定します。
- DATAENCRYPTION ON/OFFは、FastExportジョブのデータ暗号化オプションを指定します。
- IGNORE/TERMINATEは、FastExport構成ファイル エラー処理に関するオプションを構成します。
- RETRYFIRSTCONNECTで指定されたnは、FastExportがメインSQLセッションへの接続を最初に試みてCLI 207エラーが返された場合の接続再試行回数の最大値です。デフォルト値は0です。
- RETRYOTHERCONNECTで指定されたnは、FastExportが他の接続との接続を試みてCLI 207エラーが返された場合の接続再試行回数の最大値です。デフォルト値は16です。
- RETRYCONNECTINTERVALで指定されたsは、再試行の間隔(秒)です。デフォルト値は60です。
FastExport構成ファイルでは、ナンバー記号(#)文字の後に注釈文を指定することもできます。
上記のパラメータ指定の詳細については、メインフレーム接続システムの実行時パラメータおよびワークステーション接続システムの実行時パラメータを参照してください。
構成ファイルの処理
ユーティリティでは、呼び出しコマンドを入力するたびに構成ファイルの有無が自動的に検査されます。構成ファイルが見つかると、指定されているとおりにデフォルトが設定され、適切な出力メッセージが生成され、ジョブの処理が開始されます。
- CONFIGERRORS=IGNOREを指定した場合、後続の構成ファイルの問題が報告されますが、戻りコードには影響しません。ユーティリティは、引き続き構成ファイルの次のエントリを処理します。
- CONFIGERRORS=TERMINATEが指定されている場合、後続の無効な構成ファイル エントリでジョブがアボートされます。
構成ファイルが存在しない場合、ユーティリティはエラーを表示することなくジョブの処理を開始します。構成ファイルはFastExportの任意選択機能であるため、構成ファイルが存在しなくてもエラー条件とはみなされません。