FastExportジョブをアボートする手順は、FastExportユーティリティを実行しているクライアント システムがネットワーク接続のものかメインフレーム接続のものかによって異なります。
ワークステーション接続クライアント システムで実行されているFastExport ジョブのアボート
ワークステーションのキーボードで、[Control] + [C]キーの組み合わせを3回押します。
メインフレーム接続クライアント システムで実行されているFastExport ジョブのアボート
クライアント システムのコンソールからジョブをキャンセルします。
FastExportジョブを異常終了させると以下のようになります。
- 関連付けられたSELECT文がある場合、その文の処理も終了し、そのデータベース アクセス ロックは解放されます。
- データベースがSELECT文に対する応答としてエクスポート データを集めていた場合、そのエクスポート データを含んでいるスプール表は削除されます。
- 再始動ログ表はデータベースからは削除されません。
FastExportジョブをアボートした後は、以下のいずれかを行なう必要があります。
- ジョブを再始動して、それが完了するまで実行します。通常の場合は、こちらの方法を選んでください。
または
- 再始動ログ表をデータベースから削除します。こちらの方法を選ぶと、次のいずれかを行なう必要があります。
- ジョブ全体を最初から、全く新規のジョブとして再始動する、
または
- このジョブを完全に破棄します。
- ジョブ全体を最初から、全く新規のジョブとして再始動する、
選択要求が1つしかないFastExportジョブの場合、上記の2つの選択肢の結果は実質的に同じになります。単一の選択要求をアボートすることは、事実上ジョブ全体をアボートすることに等しいためです。違いが大きく出るのは、FastExportジョブに複数のエクスポート タスクがある場合や、使用している入力ファイルが複数の選択要求を生成する場合などです。