データベース では、クライアント セッションの文字セットがUTF-8またはUTF-16である場合、オブジェクト名でマルチバイト文字がサポートされます。オブジェクト名に使用する有効な文字のリストについては、国際文字セット サポートを参照してください。Teradata FastExportスクリプトでオブジェクト名にマルチバイト文字セットが使用されている場合は、これらを二重引用符で囲む必要があります。
UTF-8文字セットまたはその他のサポートされるマルチバイト文字セット(中国語、日本語、または韓国語)を使用してログオンするためには、オブジェクト名を30バイト未満で作成します。この制限は、ユーザーID、パスワード、アカウントに適用されます。ログオン列のオブジェクト名が30バイトを超える場合、失敗する場合があります。
次の表に示されているように、マルチバイトの文字セットは、特定のFastExportコマンドの操作に影響するだけでなく、Teradata SQL文のオブジェクト名にも影響を及ぼします。
FastExportのコマンド | 影響を受ける構成要素 | 影響 |
---|---|---|
FIELD | フィールド名 | 指定するフィールド名には、マルチバイトの文字を含めることができます。また、このフィールド名は、以下の場所で参照できます。
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FILLER | フィラー名 | FILLERコマンドに指定する名前にはマルチバイトの文字を含めることができます。 |
LAYOUT | レイアウト名 | レイアウト名では次のことが可能です。
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CONTINUEIF 条件 | CONTINUEIF条件では、マルチバイトの文字セットによる文字の比較が可能です。 | |
LOGON | ユーザー名およびパスワード | ユーザー名とパスワードにはマルチバイトの文字を含めることができます。 |
LOGTABLE | 表およびデータベースの名前 | 再始動のログ表名とデータベース名にはマルチバイトの文字を含められます。 |