一時停止しているFastExportジョブとは、データベースから再始動ログ表が削除されずに異常終了したジョブのことです。一時停止状況は、意図的に発生させる場合もありますし、システム障害やエラー状況の結果として発生することもあります。
FastExportジョブを意図的に一時停止するには、この章で前述した「"中断終了" 」の手順に従います。
FastExportジョブを一時停止させることがある、意図的ではない条件には次のようなものがあります。
- FastExportジョブ スクリプトのエラー
- ハードウェア障害やソフトウェア エラーなどの条件
FastExportは、一時停止しているジョブによっては自動的に再始動します。その他のジョブについては、手動で再始動する必要があります。以下のいくつかの項では、手動による再始動の手順と、いくつかの異なる一時停止条件においてFastExportの再始動操作に影響する要因について説明します。
一時停止しているFastExportジョブを手動で再始動するには、そのFastExportジョブ スクリプト全体を、同じ再始動ログ表を指定して再実行依頼します。FastExportユーティリティは次のことを行ないます。
- データベース とのセッションを再確立します。
- 再始動ログ表を読み取り、再始動点を判別します。
- FastExportジョブ スクリプトの処理を再開します。
FastExportは、再開条件においてジョブがアボートされた後でのTeradata Access Module for Named Pipesの再開をサポートしていません。