次のような場合に当てはまります。
- SESSIONS…
- LOGONコマンド入力時にログオンされる最大FastExportセッション数です。オプションで、ジョブの実行に必要な最小セッション数を指定できます。
- max値は、ログオンするセッションの最大数を指定します。max指定は0より大きくなければなりません。使用可能なAMP数よりも大きいSESSIONS max値を指定すると、FastExportは、セッションを、作業AMPあたり1つに制限します。SESSIONSオプションを使用しない場合のデフォルト最大数は4です。
- min値は、ジョブの続行に必要なセッションの最小数を指定します。min指定は0より大きくなければなりません。SESSIONSオプションを使用しない場合やmin値を指定しない場合のデフォルト最小数は1です。無効値である0がmin値に指定された場合、FastExportはエラー メッセージを表示し、ユーザー エラーRC=8を出して終了します。
- *値はセッションの最大数および最小数を指定します。AMPあたり1で、ログオンするセッション数を最大にするには、max指定にアスタリスク文字を使用します。ログオンするセッション数を1以上でminの指定値以下にするには、maxの指定にアスタリスク文字を使用します。
- TENACITY hours
- FastExportがデータベースへのログオン試行を繰り返す期間(単位: 時間)です。
- SLEEP minutes
- 次のログオン試行までFastExportが待機する期間(単位: 分)です。
- NOTIFY…
- FastExportでの通知出口オプションの設定
- NOTIFY OFFを指定すると、通知ユーザー出口オプションが抑制されます。
- NOTIFY LOWは、"このセクションの次の表の低通知レベルの列に"Yes"と表示されているイベントについて、ユーザー出口通知オプションを有効にします。
- NOTIFY MEDIUMを指定すると、このセクションの次の表の「中通知レベル」列が"Yes"になっているイベントの通知ユーザー出口オプションが有効になります。
- NOTIFY HIGHを指定すると、このセクションの次の表の「高通知レベル」列が"Yes"になっているイベントの通知ユーザー出口オプションが有効になります。
- EXIT name
- ユーザー定義の出口を呼び出すキーワード句。この場合のnameは、メンバー名が_dynamnであるユーザー指定のライブラリ名です。
- TEXT 'string'
- 指定されたユーザー出口ルーチンにFastExportが渡すことができる最大80文字のユーザー提供列です。
- MSG 'string'
- FastExportが以下のどちらかにログオンするときに使用できる最大16文字のユーザー提供列です。
- オペレータのコンソール(メインフレーム接続のz/OSクライアント システム)
- システム ログ(ネットワーク接続のUNIXおよびWindowsクライアント システム)
- QUEUE option
- メインフレーム接続のz/OSクライアント システムに関する待ち行列管理オプションです。このオプションはz/OS上のみ、通知指定が「低」のタスクだけで使用できます。
- DATAENCRYPTION
- FastExportジョブのデータ暗号化を有効にするキーワードです。
- DECIMALDIGITS
- エクスポートできる、DECIMALデータ タイプのユーザー提供最大桁数です。V2R6.2から、DECIMALデータ タイプの最大桁数は18から38に拡張されました。ユーザーが制限を設定しない場合、デフォルトの最大桁数は18になるので注意が必要です。
- NOSTOP
- NOSTOPオプションが指定され、データベースまたはCLIv2がLarge Decimalをサポートせず、ユーザーがDECIMALDIGITSパラメータに有効な値を指定したとき、FastExportでは次の処理を実行します。
- データベースまたはCLIv2がLarge Decimalをサポートしないというメッセージを表示します。
- DECIMALDIGITS設定が無視されるという警告を表示します。
- Teradata FastExportジョブを継続します。
- 高次の終了コードの別のエラーがなければ、終了コード4で終了します。
- SPOOL
- FastExportに応答セットをスプールするよう指示します。デフォルトではこの設定です。
- NOSPOOL
- FastExportにNoSpoolメソッドの使用を試行するよう指示します。NoSpoolメソッドがサポートされていない場合、FastExportは警告を発した後、Spoolメソッドを使用します。
- NOSPOOLONLY
- FastExportにNoSpoolメソッドだけを使用するよう指示します。NoSpoolメソッドがサポートされていない場合、エラーを発生してジョブを終了します。
次の表に、通知を作成するイベントの一覧を記載します。
イベント | 通知レベル | 意味 | ||
---|---|---|---|---|
低 | 中 | 高 | ||
初期化 | Yes | Yes | Yes | BEGIN EXPORTコマンドが正常に処理された |
ファイルまたはINMODのオープン | No | No | Yes | IMPORTコマンドが正常に処理された |
データベース再起動 | No | Yes | Yes | データベースまたはCLIv2からのクラッシュ エラー |
CLIv2エラー | Yes | Yes | Yes | CLIv2エラー |
データベース エラー | Yes | Yes | Yes | FastLoadを終了させるデータベース エラー |
終了 | Yes | Yes | Yes | FastExportの終了中 |
エクスポートの開始 | No | Yes | Yes | エクスポート ファイルを開いています |
リクエスト実行依頼の開始 | No | Yes | Yes | SELECTリクエストを実行依頼しています |
リクエスト発信の終了 | No | Yes | Yes | SELECTリクエスト応答を受け取りました |
リクエスト取り出しの開始 | No | Yes | Yes | SELECTリクエストの結果を取り出しています |
ファイルまたはOUTMODを開く | No | No | Yes | 出力ファイルまたはOUTMODを開いています |
ステートメント取り出しの開始 | No | No | Yes | 現在のステートメントを取り出しています |
ステートメント取り出しの終了 | No | No | Yes | 現在のステートメントに取り出された最後のレコード |
リクエスト取り出しの終了 | No | Yes | Yes | 現在のリクエストに取り出された最後のレコード |
エクスポートの終了 | No | Yes | Yes | エクスポート タスクが完了しました |
ブロックの数 | No | Yes | Yes | 有効なスプールがない場合のブロックの総数 |