次の表では、BEGIN EXPORTコマンドを使用する場合に考慮すべき事柄について説明します。
対象 | 使用上の注意 |
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コマンドの配置と頻度 | BEGIN EXPORTコマンドは、エクスポート タスクを指定するFastExportユーティリティのグループの中で最初のコマンドに指定しなければなりません。 FastExportのジョブ スクリプトでは複数のBEGIN EXPORTコマンドを使用できます。各エクスポート タスクの指定はBEGIN EXPORTコマンドで始まり、END EXPORTコマンドで終わる必要があります。 |
セッション制限の指定 | 指定すべきセッション数は、データベースへの接続、および戻されるデータ量によって決まります。 エクスポート タスクに使用されるセッションの他に、FastExportは2つの追加セッションを使用して、次のことを実行します。
セッションの最適数を決定する一般的な方法はありません。これは、複数の要因に依存しているからです。その要因には次のものがあります。ただし、これらに限定されるわけではありません。
セッション制限数を指定する場合は常に、エクスポート タスクがチャネルまたはネットワーク接続に与える負荷を考慮する必要があります。 例えば、4つのセッションがメインフレーム接続システム上にあり、それぞれがチャネル上の異なるインターフェース プロセッサ(IFP)上にあって、そのすべてがデータを同時に戻す場合、それらのセッションは単一のチャネルに集中する可能性があります。 このような場合、最大セッション数を、各セッションを接続するTeradata Director Program (TDP)で制御されるチャネル数の4倍に定義します。 使用するセッション数が少なすぎると、不必要にスループットを制限することがあります。これに反して、使用するセッション数が多すぎると、セッション管理のオーバーヘッドが増加し(他のアプリケーションで使用可能なセッション数を減少させることもある)、環境によってはスループットを低下させることがあります。 FastExportセッションの最小数がログされない場合、FastExportは終了します。 データベース構成のサイズに関係なく、繰り返し使用される大規模な実働アプリケーションでは、資源使用率とスループット パフォーマンスがバランスよく維持されるよう、いくつかの異なるセッション構成で実験してみることが適切です。 大規模なデータベース構成では、最大セッション数が5セッション以上でAMP当たり1セッション未満のインストール デフォルトの設定が適切です。これは、インストール構成ファイル(FastExport構成ファイルを参照)、または標準の実行時パラメータ(実行時パラメータを参照)を使用して設定できます。 インストール時に設定するセッション数のデフォルトは、構成ファイルで指定する場合、必要に応じてFastExportの各ジョブ スクリプトでオーバーライドできます。 大規模から超大規模のデータベース システム構成では、*が指定されているときに、AMPごとに1つのセッションに制限されていると、不適切な場合があります。 |
Spool/NoSpoolモード | NoSpoolモードは、できる限り迅速に表の内容をエクスポートします。表をスプール ファイルに読み込んだり、抽出する前にファイルをすべてのAMPに分散する操作は行ないません。スプーリングには、次の3つのオプションがあります。
NOSPOOLモードは、以下のような場合に使用できます。
制限および機能性:
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