Advanced SQL Engine(SQL Engine)には、操作可能な分析に求められる高速分析処理に対応した分析関数が組み込まれています。極めて包括的なSQL Engineであり、業界内でも特に可用性と回復力の高いデータ プラットフォームです。
Advanced SQL Engineは意思決定を支援できるように設計されています。複雑なデータ要件やデータ ウェアハウス環境の管理に、自動的にデータを配分してワークロードをバランスよく分散させる並列実装によって対処します。並列処理は、タスクをより小さな、複数の作業単位で同時に管理できるサブタスクに分解することから、アドホックなクエリーなど複雑なタスクを効率良くこなせるメソッドです。Advanced SQL Engineにおけるクエリーのサポートとワークロードの並列処理によって、リレーショナル データベース管理システム(RDBMS)としてより高いパフォーマンスとスループット レベルが達成できます。
Native Object Store
- 外部のS3互換オブジェクト ストレージ プラットフォームにある、CSV、JSON、Parquet形式データベースの検索とクエリー
- Parquet形式データセットとしてVantageで利用できるデータの、S3互換オブジェクト ストレージ プラットフォームへの書き込み
- Amazon S3
- Google Cloud Storage
- Microsoft Azure Blob Storage
- Microsoft Azure Data Lake Storage Gen2
- Hitachi Content Platform
- MinIO
- Dell EMC ECS
- NetApp StorageGrid
- IBM Cloud Object Storage
- Scality RING
<Teradata Vantage™ - Native Object Storeスタート ガイド>およびオレンジブック、<Native Object Store: Teradata Vantage™ Advanced SQL Engine, TDN0009800>を参照してください。いずれもhttps://docs.teradata.com/にあります(オレンジブックを閲覧するにはログインが必要です)。
極めて回復力の高いデータ管理
Advanced SQL Engineは、Teradata BYNET®を介してノードの相互接続機能を加えることでスケーラビリティを実現しています。強力なBYNETソフトウェアを実行しているプロセッサ ノードは、緩やかに結び付いた、超並列処理(MPP)アーキテクチャを形成します。このアーキテクチャは単一のシステムとして管理され、このアプローチによってTeradataシステムにおけるリニアなスケーラビリティの基盤がもたらされます。Teradataシステムは、最初の環境は単一の2プロセッサ ノードですが、数千の物理プロセッサと数万の仮想プロセッサ(VProcs)にまで拡張可能です。
Advanced SQL Engineはエントリレベルから大規模なエンタープライズ データウェアハウス(EDW)ソリューションまでサポートしています。
データベース内分析
- Advanced SQL Engine分析関数
- Advanced SQL Engineは、多彩な分析モデルに対して、Pathの実行とパターニング、データ前処理、スコアリング関数の作成が可能です。データベース内分析をデータ管理機能と組み合わせると、高パフォーマンスと迅速な意思決定が可能になります。
Teradata Vantage™- Advanced SQL Engine分析関数を参照してください。
- Vantage分析ライブラリ
- Vantage分析ライブラリがデータ サイエンティストに提供するのは、Advanced SQL Engineに直接組み込まれた、50を超える高度な分析関数です。これらの関数はデータ サイエンスのプロセス全体をサポートし、探索的なデータ分析やデータ前処理と機能エンジニアリング、仮説検定だけでなく、統計や機械学習モデルの構築とスコアリングも含みます。
Vantage Analytics Libraryユーザー ガイドを参照してください。