保護モード実行オプション
ALTER METHOD文には、Teradata Databaseがメソッドを直接呼び出すのか、それともメソッドを別個のプロセスとして間接的に実行するのかを制御するための実行オプションがあります。
このオプションは、CREATE METHOD文またはREPLACE METHOD文にEXTERNAL SECURITY句を指定しないで作成されたメソッドに適用されます。EXTERNAL SECURITY句を指定したメソッドは、別個のセキュア サーバー プロセスを使用して実行されます。
ALTER METHODの指定 | Teradata Databaseの動作 |
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EXECUTE PROTECTED | メソッドを別個のプロセスとして間接的に実行します。 メソッド実行中にエラーが発生したなら、トランザクションはエラーになります。 |
EXECUTE NOT PROTECTED | メソッドを直接呼び出します。 |
ALTER METHOD文でEXECUTE NOT PROTECTEDを指定した場合に、UDMの実行中にエラーが発生すると、Teradata Databaseソフトウェアは再始動する可能性があります。
ALTER METHOD文を使用できるのは、管理者か、または十分な権限を付与されたユーザーだけです。
正しい実行オプションの選択
以下のテーブルに基づいて、UDMの正しい実行オプションを選択してください。
条件 | 使用するアプリケーション クラス |
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開発フェーズで、UDMをデバッグしている | EXECUTE PROTECTED |
UDMがファイルをオープンするか、オペレーティング システムによる追跡が必要な別のオペレーティング システム リソースを使用する | EXECUTE PROTECTED 非保護モードで UDMを実行すると、Teradata Databaseの適切な運用を妨げる可能性があります。 |
UDMがオペレーティング システムのリソースを使用しない | EXECUTE NOT PROTECTED 非保護モードでUDMを実行すると、処理速度はかなり向上します。 このオプションは、UDMを完全にデバッグし、正しい出力が生成されることを確認した後でのみ使用してください。 |
関連トピック
詳細情報 | 参照先 |
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保護モード プロセスとサーバー管理 | C/C++外部ルーチン用の保護モード プロセスとサーバー管理 |
ALTER METHODおよびEXECUTE PROTECTEDオプション | Teradata Vantage™ - SQLデータ定義言語-構文規則および例、B035-1144 |
UDTに関連する権限 | Teradata Vantage™ - データベースの管理、B035-1093 |