DELETE UDFによって、DELETE操作に対するセキュリティ ポリシーを実装します。DELETE UDFのパラメータ リストは、次の内容で構成されます。
- 入力パラメータ。このパラメータは、引数として対象行のセキュリティ ラベルを受け取ります。
- 結果パラメータ。DELETEリクエストがセキュリティ ポリシーを満たしているときには「T」を返します。セキュリティ ポリシーに違反しているときには「F」を返します。有効な戻り値についての詳細は、SELECT UDFまたはDELETE UDFの戻り値を参照してください。
- 入力パラメータ用と結果パラメータ用の識別子パラメータ。これらのパラメータは、制約オブジェクトがNULLを許容する場合にのみ必要になります。
ここでは、DELETE UDFの宣言方法の例を示します。
/***** C source file name: deletelevel.c *****/ #define SQL_TEXT Latin_Text #include <sqltypes_td.h> void DeleteLevel( short int *curr_row, char *result ) { ... }
対応するCREATE FUNCTION文は、以下のようになります。
CREATE FUNCTION SYSLIB.DeleteLevel( input_row SMALLINT ) RETURNS CHAR LANGUAGE C NO SQL PARAMETER STYLE TD_GENERAL EXTERNAL NAME 'CS!deletelevel!cctests/deletelevel.c';
条件
- input_rowは、システム定義のパラメータ名です。このパラメータで対象行のセキュリティ ラベルを特定します。
- 制約オブジェクトがNULLを許容する場合、PARAMETER STYLEはSQLになります。それ以外の場合、PARAMETER STYLEはTD_GENERALになります。