Teradata Databaseには、テーブルやビューに対するアクセスを制御するための1つの手段として、行レベル セキュリティが用意されています。Teradataの行レベル セキュリティは、行単位およびSQL操作単位でユーザー アクセスを制御します。アクセス ルールは、ユーザー アクセス レベルと行セキュリティ レベルの間のリレーションシップに応じて決定されます。
次の手順では、行レベル セキュリティを実装するための基本的なプロセスを示します。
- ユーザーとデータ行のセキュリティ ラベルを定義するために使用するセキュリティの等級を決定します。
- 行レベル セキュリティの制限を定義して強制的に実施するための、セキュリティ制約UDFを作成します。
- セキュリティ制約オブジェクトを作成して、INSERT、SELECT、UPDATEまたはDELETEの操作を制御するために、適切なセキュリティUDFを指定します。詳細は、<Teradata Vantage™- SQLデータ定義言語 - 詳細トピック、B035-1184>の「CREATE CONSTRAINT」を参照してください。
- セキュリティ制約をテーブルとユーザーに割り当てます。
Teradataの行レベル セキュリティについての詳細は、<Teradata Vantage™ - Advanced SQL Engineセキュリティ管理ガイド、B035-1100>を参照してください。