十分な権限を持つデータベース ユーザーは、SQLセッション内でUDF、外部ストアド プロシージャ、またはUDMをデバッグできます。同じユーザーでも別のユーザーでも、1つのデータベース上で複数の同時SQLセッションを開始してデバッグを行なうことができます。
ユーザーは、Teradata C/C++ UDF Debuggerを自身のSQLセッションのみに加えることができます。他のセッションからのものは何もユーザーに表示されず、デバッガはそのメッセージ トラフィックを暗号化して傍受を防ぎます。デバッガはセッションへの参加後、実行に移されるUDFのすべてのインスタンスを表示して、ブレークポイントのインストールとUDFの実行監視を行なうことができます。1つのデバッガで複数の名前付きUDFを結合できますが(これらのUDFが複数のSQLセッションから実行されている場合)、各セッションでは、一度に1つのみ名前付きUDFをデバッグできます。
デバッガでは、CまたはC++で記述された外部ルーチンのみがサポートされます。
UDF用に使用できるデバッグ機能には、以下のような、GDBが通常のプログラムをデバッグする場合に実行できるほぼすべての機能が含まれています。
- ブレークポイントの設定と表示
- 変数の表示
- watch変数またはメモリ位置
- 実行の再開
- 関数呼び出しスタックの表示
- ブレークポイントを条件付きにする
- ソース コードの表示
以下のような、UDFの制御に固有のコマンドもあります。
- デバッグに使用できるUDFの表示
- デバッグ セッションにUDFを加える
- 複数の同時実行中のUDFからの選択