Teradataには、MPPシステムのすべてのノードにパッケージを分散するために使用できる以下のツールが用意されています。
- installspという名前のシステム ストアド プロシージャ。SYSLIBデータベースにあります。
- Microsoft WindowsのCall-Level Interface Version 2 (CLIv2)ベースのlobteqという名前の実行ファイル。これにより、installspストアド プロシージャを呼び出すことができます。
さらに、TeradataにはSYSLIBデータベース内に次のシステム テーブルがあります。これは、バージョン情報の保存、バックアップ、およびパッケージの復元に使用します。
- dem
- demddl
- dempart
Teradata Databaseはシステム テーブルを管理し、パッケージをバックアップした場合や復元した場合に情報を更新します。詳細は、パッケージのバックアップまたは復元を参照してください。
始める前に
パッケージを分散する前に、lobteqをWindowsクライアント システムにダウンロードし、SYSLIBシステム データベースにinstallspストアド プロシージャとdem、demddl、およびdempartテーブルが含まれていることを確認します。
- SYSLIBシステム データベース内のオブジェクトを確認するには、次のSQL文を使用します。
HELP DATABASE SYSLIB;
- HELP DATABASEから戻された情報に、installspストアド プロシージャや、dem、demddl、またはdempartテーブルが含まれていない場合は、Database Initialization Program (DIP)ユーティリティを使用して、DIPDEMスクリプトを実行します。
DIPの詳細は、<Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ、B035-1102>を参照してください。
- 以下の権限を確認します。
- SYSLIB.installspストアド プロシージャに対するEXECUTE PROCEDURE権限が必要です。
- SYSLIBデータベースには、SYSLIB.installpkg UDFに対するEXECUTE FUNCTION権限が必要です。
- Windowsクライアント システムにlobteqをダウンロードします。
- Administratorアカウントを使用して、Windowsクライアント システムにログオンします。
- Teradata Tools and Utilitiesがインストールされており、BTEQの製品の依存関係がすべて満たされていることを確認します。
BTEQの製品の依存関係の詳細は、<Teradata® Tools and Utilities for Microsoft Windowsインストール ガイド (B035-2407)>を参照してください。
- Teradata Downloadにアクセスして、UDF Packaging自己解凍ファイルを任意のディレクトリにダウンロードします。
- 自己解凍ファイルからlobteq実行ファイルを抽出します。