目的
このコマンドは、現在のholdステータスを表示します。スレッドが一時停止されていない場合、ステータスは返されません。
構文
info held [ long ]
longオプションは、実行を保留にされているスレッドのリストを追加します。
例: info heldコマンドの使用
この例では、hold allの後にinfo heldを使用し、info heldとinfo held longの相違を示します。
(gdb) hold all (gdb) i held all (gdb) i held long all -> 1//6441 0//6457
この例では、特定のスレッドのholdの後にinfo heldを使用します。
(gdb) hold 1//6441 0//6457 (gdb) i held ( 1//6441 0//6457 ) (gdb) i held long ( 1//6441 0//6457 ) -> 1//6441 0//6457
unholdコマンドを使ってholdに変更を行なうと、info held longにより、元のholdコマンド パラメータに続いてマイナス記号と解放されたスレッドのリストが表示されます。まだ一時停止になっているスレッドの結果も表示されます。
(gdb) hold 1//6441 0//6457 (gdb) i held long ( 1//6441 0//6457 ) -> 1//6441 0//6457 (gdb) unhold 0//6457 (gdb) i held long ( 1//6441 0//6457 ) - ( 0//6457 ) -> 1//6441