Unbounded Array Frameworkの時系列リファレンス - Analytics Database - Teradata Vantage

Teradata Vantage™ - Analytics Databaseリリース サマリー - 17.20 新機能

Deployment
VantageCloud
VantageCore
Edition
Enterprise
IntelliFlex
VMware
Product
Analytics Database
Teradata Vantage
Release Number
17.20
Published
2022年6月
Language
日本語
Last Update
2024-02-01
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Product Category
Teradata Vantage

Unbounded Array Framework(UAF)関数には、データ サイエンティストおよびビジネス アナリストが時系列予測モデル、デジタル信号処理モデル、および4D空間分析モデルを作成するために使用できる関数が含まれています。

利点

  • Unbounded Array Frameworkには、以下のタイプの関数があります。
    • データ準備
    • モデル準備
    • パラメータ推定
    • テンポラルおよび空間
    • 診断的統計検定
    • 系列予測
  • 1次元系列および2次元行列のインスタンスは、メモリに格納されるのではなく、Vantageに格納されます。系列インスタンスまたは行列インスタンスは、サポートされる任意のTeradataテーブル タイプまたはTeradataでアクセス可能テーブル タイプに保存されます。
  • 結果は、テーブルまたは分析結果テーブル(ART)になります。ARTには複数のレイヤーが含まれており、それぞれが独自の行構成を持ちます(例えば計算された係数や適合度の測定基準など)。
  • 自己相関関数、偏自己相関関数、およびパワー スペクトル関数による結果をプロットする機能。
  • 不規則な系列を規則的な系列に変換する機能、および系列に関連付けられたサンプリング レートを変更する機能。

考慮事項

SQLの変更

UAF関数は、DBC.TVM、DBC.TVFIELDS、およびDBC.UDFINFOテーブルのエントリです。

DBC.TVMテーブルでは、TableKind列の値が3に設定され、これはUAF関数に定義された新しい値です。プラットフォーム列はFPUDFに設定されます。ART属性のDBC.TVMテーブルには以下のフィールドが追加されています。

列名 データ型と属性 説明
UAFInternalId INTEGER、NULL受入可能 固有の関数識別子。
DistributeStrategy BYTEINT、NULL受入可能 ARTの分散戦略。
UAFLayerCount INTEGER、NULL受入可能 ARTのレイヤー数。
ExtraField1 CHAR、NULL受入可能 AFがARTテーブルの生成に使用した出力コンテンツのタイプ。現在のリリースでは、ExtraField1はUAFOutputContentのプレースホルダーです。
ExtraField2 BYTE(4) 予約フィールド。
DBC.TVFIELDSテーブルのTSColumnTypeフィールドには以下のデータがあり、ARTテーブルの各フィールドの列タイプを識別します。
  • AI: 識別子フィールド
  • AP: プライマリ レイヤーのペイロード フィールド
  • AS: セカンダリ レイヤーのペイロード フィールド
  • AX: 行または列の識別子

レイヤーのすべてのフィールドはDBC.TVFIELDSテーブルに格納され、レイヤーごとに500のフィールド識別子があります。最初のフィールド識別子は1025です。フィールド識別子の範囲は1025から1524までがプライマリ レイヤーで、1525から2024までがセカンダリ レイヤー、以下同様に続きます。すべてのレイヤーは同じ識別子フィールド("AI")を共有し、それらのフィールドはフィールド識別子1025にあってそこから始まり、その後にROW_I、および存在する場合はCOLUMN_Iが続きます。

以下のフィールドはUAF開発用に予約されています。

列名 データ型と属性 説明
ExtraField1 CHAR(1) 予約フィールド。
ExtraField4 INTEGER 予約フィールド。

DBC.UDFINFOテーブルのFunctionType列の値は3に設定されますが、その値はUAF関数に対して定義されます。ParameterStyleは値Aに設定されます。Platform列はUDTFPに設定されます。UAFInternalId列がDBC.UDFINFOテーブルに追加されました。ART属性のDBC.UDFINFOテーブルには、以下のフィールドが追加されています。

列名 説明
DatabaseId データベースまたはユーザーの識別子。常にTD_SYSFNLIBデータベース識別子を参照します。
FunctionName UAF関数の名前。
FunctionID UAF関数の識別子。
NumParameters 関数内のパラメータの数。UAF関数では常に0です。
パラメータのデータ型 関数で使用される入力パラメータのリスト。
FunctionType 関数のタイプ。タイプは以下のとおりです。
  • A: 集約
  • B: 集約および統計
  • C: コントラクト関数
  • E: 外部ストアド プロシージャ
  • F: スカラー
  • H: ユーザー定義メソッド
  • I: 内部型メソッド
  • L: テーブル演算子
  • R: テーブル
  • S: 統計
ExternalName 関数の外部名。ExternalNameの値はFunctionNameと同じです。
SrcFileLanguage ユーザー定義関数の実装に使用されるソース ファイル言語。
NoSQLDataAccess CREATE PROCEDURE文に示されるアクセス。
ParameterStyle 関数または外部ストアド プロシージャのパラメータ受け渡し規則。
DeterministicOpt 関数が同一の入力に対して同一の結果を返すことを示す識別子。
NullCall 関数がNULL入力で呼び出されることを示す識別子。
PrepareCount カウントの準備統計オプションを表わす1文字。
ExecProtectionMode 関数がCALL文で直接実行できるか、または別のプロセスとして間接的に実行できるかを示す識別子。
ExtFileReference UDTのコアDBS統合メソッドを提供する各ファイル コンポーネントの外部名またはパスを含むエンコードされた文字列。
CharacterType CREATE FUNCTIONによって関数がアクティブ化されたときデフォルトだった文字型。
Platform オブジェクトをコンパイルしたプラットフォーム、および関数が有効かまたは現在のプラットフォームと互換性があるかを示す識別子。
RoutineKind ルーチンのファミリーの単一の文字の識別子。
ParameterUDTIds 4バイトUDT型識別子。
InterimFldSize 集約ユーザー定義関数で定義されている中間フィールド サイズ。
MaxOutParameters テーブル関数の最大出力パラメータ。
UAFInternalId UAFの内部識別子。各関数には固有の識別子が割り当てられ、その識別子はTVM.UAFInternalIDテーブルにも格納されます。