Unbounded Array Framework(UAF)関数には、データ サイエンティストおよびビジネス アナリストが時系列予測モデル、デジタル信号処理モデル、および4D空間分析モデルを作成するために使用できる関数が含まれています。
利点
- Unbounded Array Frameworkには、以下のタイプの関数があります。
- データ準備
- モデル準備
- パラメータ推定
- テンポラルおよび空間
- 診断的統計検定
- 系列予測
- 1次元系列および2次元行列のインスタンスは、メモリに格納されるのではなく、Vantageに格納されます。系列インスタンスまたは行列インスタンスは、サポートされる任意のTeradataテーブル タイプまたはTeradataでアクセス可能テーブル タイプに保存されます。
- 結果は、テーブルまたは分析結果テーブル(ART)になります。ARTには複数のレイヤーが含まれており、それぞれが独自の行構成を持ちます(例えば計算された係数や適合度の測定基準など)。
- 自己相関関数、偏自己相関関数、およびパワー スペクトル関数による結果をプロットする機能。
- 不規則な系列を規則的な系列に変換する機能、および系列に関連付けられたサンプリング レートを変更する機能。
考慮事項
SQLの変更
UAF関数は、DBC.TVM、DBC.TVFIELDS、およびDBC.UDFINFOテーブルのエントリです。
DBC.TVMテーブルでは、TableKind列の値が3に設定され、これはUAF関数に定義された新しい値です。プラットフォーム列はFPUDFに設定されます。ART属性のDBC.TVMテーブルには以下のフィールドが追加されています。
列名 | データ型と属性 | 説明 |
---|---|---|
UAFInternalId | INTEGER、NULL受入可能 | 固有の関数識別子。 |
DistributeStrategy | BYTEINT、NULL受入可能 | ARTの分散戦略。 |
UAFLayerCount | INTEGER、NULL受入可能 | ARTのレイヤー数。 |
ExtraField1 | CHAR、NULL受入可能 | AFがARTテーブルの生成に使用した出力コンテンツのタイプ。現在のリリースでは、ExtraField1はUAFOutputContentのプレースホルダーです。 |
ExtraField2 | BYTE(4) | 予約フィールド。 |
- AI: 識別子フィールド
- AP: プライマリ レイヤーのペイロード フィールド
- AS: セカンダリ レイヤーのペイロード フィールド
- AX: 行または列の識別子
レイヤーのすべてのフィールドはDBC.TVFIELDSテーブルに格納され、レイヤーごとに500のフィールド識別子があります。最初のフィールド識別子は1025です。フィールド識別子の範囲は1025から1524までがプライマリ レイヤーで、1525から2024までがセカンダリ レイヤー、以下同様に続きます。すべてのレイヤーは同じ識別子フィールド("AI")を共有し、それらのフィールドはフィールド識別子1025にあってそこから始まり、その後にROW_I、および存在する場合はCOLUMN_Iが続きます。
以下のフィールドはUAF開発用に予約されています。
列名 | データ型と属性 | 説明 |
---|---|---|
ExtraField1 | CHAR(1) | 予約フィールド。 |
ExtraField4 | INTEGER | 予約フィールド。 |
DBC.UDFINFOテーブルのFunctionType列の値は3に設定されますが、その値はUAF関数に対して定義されます。ParameterStyleは値Aに設定されます。Platform列はUDTFPに設定されます。UAFInternalId列がDBC.UDFINFOテーブルに追加されました。ART属性のDBC.UDFINFOテーブルには、以下のフィールドが追加されています。
列名 | 説明 |
---|---|
DatabaseId | データベースまたはユーザーの識別子。常にTD_SYSFNLIBデータベース識別子を参照します。 |
FunctionName | UAF関数の名前。 |
FunctionID | UAF関数の識別子。 |
NumParameters | 関数内のパラメータの数。UAF関数では常に0です。 |
パラメータのデータ型 | 関数で使用される入力パラメータのリスト。 |
FunctionType | 関数のタイプ。タイプは以下のとおりです。
|
ExternalName | 関数の外部名。ExternalNameの値はFunctionNameと同じです。 |
SrcFileLanguage | ユーザー定義関数の実装に使用されるソース ファイル言語。 |
NoSQLDataAccess | CREATE PROCEDURE文に示されるアクセス。 |
ParameterStyle | 関数または外部ストアド プロシージャのパラメータ受け渡し規則。 |
DeterministicOpt | 関数が同一の入力に対して同一の結果を返すことを示す識別子。 |
NullCall | 関数がNULL入力で呼び出されることを示す識別子。 |
PrepareCount | カウントの準備統計オプションを表わす1文字。 |
ExecProtectionMode | 関数がCALL文で直接実行できるか、または別のプロセスとして間接的に実行できるかを示す識別子。 |
ExtFileReference | UDTのコアDBS統合メソッドを提供する各ファイル コンポーネントの外部名またはパスを含むエンコードされた文字列。 |
CharacterType | CREATE FUNCTIONによって関数がアクティブ化されたときデフォルトだった文字型。 |
Platform | オブジェクトをコンパイルしたプラットフォーム、および関数が有効かまたは現在のプラットフォームと互換性があるかを示す識別子。 |
RoutineKind | ルーチンのファミリーの単一の文字の識別子。 |
ParameterUDTIds | 4バイトUDT型識別子。 |
InterimFldSize | 集約ユーザー定義関数で定義されている中間フィールド サイズ。 |
MaxOutParameters | テーブル関数の最大出力パラメータ。 |
UAFInternalId | UAFの内部識別子。各関数には固有の識別子が割り当てられ、その識別子はTVM.UAFInternalIDテーブルにも格納されます。 |