Native Object Store (NOS)を使用すると、外部データにアクセスしてTeradata Vantageに統合できます。このリリースでは、NOSはWRITE_NOS機能によって強化されました。
WRITE_NOSは、データベース テーブルから外部オブジェクト ストレージにデータを書き込み、それをParquetデータ形式で格納できるテーブル演算子です。
利点
- 古いデータやコールド データを低コストな外部オブジェクト ストレージにオフロードすることで、データベース領域を解放できます。
- データをオブジェクト ストレージにオフロードすると、ストレージの全体的なコストを削減できます。
- WRITE_NOSを使用してオブジェクト ストアに書き込まれたデータは、外部テーブルによって読み戻されるように最適化されています。
- オフロードされたParquetデータは問合わせできます(外部テーブルを使用)。これにより、データ保持の標準に準拠することができます。
- Amazon Web Services、Microsoft Azure (BLOB相互運用モードのAzure Data Lake Storage Gen2を含む)、Google Cloud Servicesなど、さまざまな外部ソースにデータを書き込みます。
考慮事項
- 出力オブジェクトの最大サイズは16,776,192バイト(LOBおよびLOBベースのUDT列を含む)で、読み取りサイズ16,776,192バイトと同じです。
- GZIPとSNAPPYは、Parquetデータでサポートされている圧縮アルゴリズムです。
- Redshiftはマニフェスト ファイルでサポートされている形式です。
- Parquetはサポートされているデータ形式です。
- 割り込みが発生した書き込み操作の書き込み失敗時のオブジェクト ストア ファイルをクリーンアップするのは、ユーザーの責任です。トランザクションのアボートやシステムのリセットなどで、書き込み操作に割り込みが発生する可能性があります。
- Teradataは、バッチ ウィンドウ中にデータをオフロードするWRITE_NOSを使用することを推奨します。
- WRITE_NOSは大量のメモリを使用します。
SQLの変更
- 新しいWRITE_NOSテーブル演算子
追加情報
外部テーブルの作成と外部データへのアクセスの詳細については、Native Object Store: Teradata Vantage™ Advanced SQL Engine, TDN0009800、Teradata Vantage™ - SQLデータ定義言語-構文規則および例、B035-1144、Teradata Vantage™ - SQLデータ操作言語、B035-1146、およびTeradata Vantage™- Native Object Store入門ガイド、B035-1214を参照してください。