INSERT、UPDATE、またはMERGE文の特定の条件下、あるいは比較演算子が含まれた述部の句では、列名を省略したDEFAULTの形式を使用できます。列名を省略したDEFAULTの形式は式の一部にはできません。
DEFAULT関数で列名が指定されないとき、Vantageは列を文脈に基づいて派生します。例えば、以下のテーブル定義があるとします。
CREATE TABLE Manager (Emp_ID INTEGER ,Dept_No INTEGER DEFAULT 99 );
例えば次のINSERT文では、列名のないDEFAULTを使用して、Dept_No列にデフォルト値を挿入しています。
INSERT INTO Manager VALUES (103499, DEFAULT);
列名を指定しないでDEFAULT関数を使用する場合、Vantageが列の文脈を派生できないとエラーが発生します。
比較演算子が含まれた述部の句でDEFAULT関数を使用するときに列名を省略する例については、例: 述部でのDEFAULTの使用を参照してください。
INSERT、UPDATE、およびMERGE文でDEFAULT関数を使用する場合の詳細は、<Teradata Vantage™ - SQLデータ操作言語、B035-1146>を参照してください。