埋め込みサービス システム関数の型はUDFです。これらは、TD_SYSFNLIBデータベースにあります。これらのシステム関数を呼び出すには、TD_SYSFNLIB.CEILING (arg)など、完全修飾した構文を使用する必要があります。
必要に応じて、データベース名を省略し、関数名を単独で使用することもできます。例: CEILING (arg)ただし、関数名を修飾せず、ユーザーが開発した同名のUDFが現在のデータベースまたはSYSLIBデータベースに存在すると、VantageはUDFの通常の検索パス優先順位に従い、埋め込みサービス システム関数の代わりに、ユーザーが開発したUDFを実行します。UDFの検索パスの優先順位の詳細については、<Teradata Vantage™ - SQL外部ルーチン プログラミング、B035-1147>の「UDFの位置」を参照してください。
確実に埋め込みサービス関数を呼び出すためには、次のいずれかの操作を行ないます。
- 包含データベースを含む完全修飾された関数名を使用します。埋め込みサービス システム関数を呼び出すときに、先頭にTD_SYSFNLIB.を追加します。
- SET SESSION UDFSEARCHPATHステートメントを使用して、他の場所の前にTD_SYSFNLIBデータベースを明示的に検索するUDF検索パスの優先順位を指定します。SET SESSIONの詳細については、<Teradata Vantage™ - SQLデータ定義言語-構文規則および例、B035-1144>を参照してください。
- ユーザーが開発した同名のUDFを通常のUDF検索パス、つまり現在のデータベースおよびSYSLIBデータベースから削除します。