目的
Recordパーセルは、選択された結果の1行を返します。 標識モードでは、NULL値は明示的に識別されます。
使用上の注意
標識モードでは、最初のレコード モードのRecordパーセルの直前のパーセルはSuccessパーセルです。標識モードでは、最初の標識モードのRecordパーセルの直前のパーセルはDataInfoパーセルであり、そのDataInfoパーセルの前にSuccessパーセルがあります。
Teradata SQLのSHOW TABLE文は、1つのRecordパーセルだけを返すことに注意してください。 Recordパーセル内では、テーブルの各行は、16進数の0D(10進数13)で次の行と区切られています。
このパーセルは、Teradataサーバーによって生成されます。
パーセル データ
次の情報は、Recordパーセル(標識モードの)に適用されます。
フレーバー | パーセル ボディ長 | パーセル ボディ フィールド |
---|---|---|
10 | 2~本体の最大サイズ | NullIndicators: (n+7)/8バイト 使用場所: n = 次のフィールドの項目数 次のような構成になります。 ビット1、ビット2、ビット i、 ...、ビットn、未使用のビット Data: 本体の長さ - ((n+7) / 8)バイト 構成は、 項目1、項目2、 . . . 、 項目i、 ...、項目n |
フィールドについての注意
- NullIndicatorsフィールドには、Dataフィールド内の各項目に対して1ビットが入ります。標識セットを保持するのに必要な8ビット バイトを最小単位として格納され、右端の使用されないビットはゼロに設定されます。
各ビットは、Dataフィールド内の項目に位置的に対応します(すなわち、NullIndicatorsフィールドのi番目のビットはDataフィールドのi番目の項目に対応します)。
ビットの状態 | 対応するデータ項目の値 |
---|---|
ON | NULL |
OFF | NULLではない |
NULL標識のビットがオンまたはオフのどちらであっても、対応するデータ項目の長さに意味があります。
Dataフィールドには、フォーマットされたデータのレコードが含まれています。
データ項目 | 結果 |
---|---|
可変長の文字列 | データ項目の長さ部分は、文字列の実際の長さ(データ項目がNULLの値を表わす場合にはゼロになる)に設定される |
整数 | データ項目は、4バイト(データ項目がNULLの値を表わす場合にはゼロになる)を占める |
- Dataフィールドには、次の特性を持つ項目が入ります。
- 項目の順序。
SELECT文内の各式が、SELECT文にリストされた順序で標識モードのRecordパーセル内の1項目を生成します。
すなわち、標識モードのRecordパーセルのi番目の項目には、SELECT文内のi番目の式の結果が入ります。
- 各項目のデータ型。
標識モードのRecordパーセルのDataフィールド内の各項目のデータ型は、Successパーセルと標識モードの最初のRecordパーセルとの間のDataInfoパーセルの中の対応するデータ型コードに指定されたデータ型です。
すなわち、標識モードのRecordパーセル内のi番目のデータ項目のデータ型は、DataInfoパーセル内にコードが指定されたi番目のデータ型になります。
- 各項目の長さ。
標識モードのRecordパーセルのDataフィールド内の各項目の長さは、Successパーセルと標識モードの最初のRecordパーセルとの間のDataInfoパーセルの中の対応する長さに指定された長さです。
すなわち、標識モードのRecordパーセル内のi番目のデータ項目の長さは、DataInfoパーセル内のi番目にある長さになります。
- 各項目の形式。
各項目の内容は、Record(レコード モード)のフィールドについての注意のセクションにあるデータ型によって決定されるクライアントの内部形式(「データベースの内部形式」という表を参照)で表わされます。
これらの各データ型に対してNULL値がとる形式については、<Teradata Vantage™ - SQLの基本, B035-1141>の「NULLの操作」を参照してください。
10進数および可変長の文字列がとる形式については、DataInfoにあるデータ型の説明を参照してください。
- 項目の順序。