Options - Call-Level Interface Version 2

Teradata® Call-Level Interfaceバージョン2リファレンス - ワークステーション接続システム

Product
Call-Level Interface Version 2
Release Number
17.10
Published
2021年6月
Language
日本語
Last Update
2021-09-23
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B035-2418
Product Category
Teradata Tools and Utilities

目的

リクエストがデータベースに送信されるときに使用する文オプションを指定します。

使用上の注意

Optionsパーセルは、アプリケーションの指示によってCLIv2が生成します。

パーセル データ

次の情報は、Optionsパーセルに適用されます。

フレーバー パーセル ボディ長 パーセル ボディ フィールド
85 10~18
  • RequestMode: 1バイト
  • Function: 1バイト
  • Select-data: 1バイト
  • Continued-characters-state: 1バイト
  • APH-response: 1バイト
  • Return-statement-info: 1バイト
  • UDTTransformsOff: 1バイト
  • Maximum DECIMAL precision: 1バイト(Field Response-modeの場合は無視される)
  • IdentityColumnRetrieval: 1バイト
  • DynamicResultSets: 1バイト
  • 指定する場合、SP-ReturnResult: 1バイト
  • 指定する場合、PeriodStructOn: 1バイト
  • 指定する場合、ColumnInfo: 1バイト
  • 指定する場合、TrustedSesions: 1バイト
  • 指定する場合、MultiStatementErrors: 1バイト
  • 指定する場合、ArrayTransformsOff: 1バイト
  • 指定する場合、XMLResponseFormat: 1バイト
  • 指定する場合、TASMFastFailReq: 1バイト

フィールドについての注意

次の情報は、Optionsフィールドに適用されます。
  • RequestModeは、応答の処理に使用されるモードを示す。次の設定がある。
    • F - フィールド モード
    • R - レコード モード
    • I - 標識モード
    • M - マルチパート標識モード

      このフィールドにゼロ(2進数)が含まれている場合、データベースは、リクエスト内の他の場所(Req、IndicReq、またはFMReqパーセル)で指定されたモードを使用します。

      リクエストの2つ以上のパーセルで指定するモードが競合する場合、データベースは、Optionsパーセルで指定されたモードを使用します。

  • Functionは、DBCAREAのRequest Processing Optionフィールドに対応し、目的が、リクエストの準備および実行、準備のみ、実行のみかを示す。
    次の設定がある。
    • E - リクエストを実行する必要があることを指定します。
    • このフィールドが2進数のゼロであれば、Eと解釈されます。
    • P - PrepInfoパーセルをリクエストの各文について組み立てることを指定します。 これらの文には、パラメータ付きSQLは指定できません。
    • S - PrepInfoパーセルをリクエストの各文について組み立てることを指定します。 これらの文には、パラメータ付きSQLを指定できます。
    • B - PrepInfoパーセルがリクエストの各文について組み立てられること、リクエストを実行する必要があることを指定します。 これらの文には、パラメータ付きSQLを指定できます。 この設定は、標識モードとレコード モードの両方についてサポートされています。 データを返さないSQL文、例えばInsert文、Update文、Delete文、DDL文などの場合、「空の」PrepInfoパーセルが返されます。 空とは、PreInfoパーセルの列カウントがゼロに設定されていることを意味します。
  • Select-dataは、ラージ オブジェクトに関連付けられているデータが返される方法を指定します。次のいずれかのASCII文字になります。
    • I - 実データが初期応答で返されるかどうか。
    • L - トランザクション内でデータに関連付けられたロケーター トークンが返されるかどうか。
    • S - スプール ファイル内でデータに関連付けられたロケーター トークンが返されるかどうか。

      このフィールドにゼロ(2進数)が含まれている場合は、値'I'が想定されます。

  • Continued-characters-stateは、複数の応答パーセルに渡る文字データが、パーセルごとに完全に形式化されているのか、すべての関連パーセルが揃った場合のみ完全に形式化されるのかを指定する。このオプションは、マルチパート標識応答モードの場合のみ有効。これは、このモードのみ、パーセルの境界を越えてデータが存在できるため。適用できない場合、このオプションは無視される。
    サポートされる値は次のとおり。
    • L - デフォルト。複数の応答パーセルに渡る文字データをロック シフト ステートにできることを指定します。
    • U - 複数の応答パーセルに渡る文字データはアンロック シフト ステートでなければならないことを指定します。
  • APH-responseは、応答パーセルが代替パーセル ヘッダーを使用できるかどうかを指定する。サポートされる値は次のとおり。
    • Y - 代替パーセル ヘッダーを応答パーセルで使用できることを指定します。
    • 2進数ゼロ–デフォルト。代替パーセル ヘッダーを応答パーセルで使用できない場合。
  • Return-statement-infoは、応答パーセルが代替パーセル ヘッダーを使用できるかどうかを指定する。サポートされる値は次のとおり。
    • 'Y' - DataInfo[X]およびPrepInfo[X]応答パーセルの代わりにStatementInformation応答パーセルを返すよう指定する。ResponseModeオプションが'F'(フィールド モード)に指定されている場合、この設定は拒否される。
    • N - デフォルト。StatementInformation応答パーセルは使用できません。
  • TrustedSesionsが許可されている場合は、trusted-requestオプションを示します。
    • 'N' - デフォルト。これが信頼済みのリクエストではないことを示す。信頼済みユーザーにtrust-only属性がある場合、この設定によって、"SET QUERY_BAND PROXYUSER..."が影響を受けることを防ぐ。
    • 'Y' - これが信頼済みのリクエストであることを示す。信頼済みユーザーにtrust-only属性がある場合、この設定によって、"SET QUERY_BAND PROXYUSER..."が影響を受けることを許可する。
  • Maximum DECIMAL precisionは、応答内のDECIMALデータ型の精度を示す。サポートされる値は次のとおり。
    • DBCHQE SQL-limitsクエリーを使用して取得される最大精度までの正の値。
    • クライアントのデフォルト15が使用される場合は、デフォルトの2進数ゼロ。
  • IdentityColumnRetrievalは、識別列が関係している場合にSQLのInsert操作への応答としてデータが返されるかどうかを示す。サポートされる値は次のとおり。
    • デフォルトの2進数ゼロ。返されるフィールドがないことを示します。
    • 'C' – すべての識別列の値が返されることを指定します。
    • 'R' – 識別列を含む挿入行の全フィールドの値が返されることを指定します。
  • DynamicResultSetsは、ストアド プロシージャがプロシージャを呼び出すSQL CALL文への応答にSQLリクエストの結果を含めることができるかどうかを示す。サポートされる値は次のとおり。
    • 'N' - デフォルト。SQLリクエストの結果を含めることはできません。
    • 'Y' - SQLリクエストの結果を含めることができます。
  • SP-ReturnResultは、関連するリクエストの結果をどこに返すかを示す。サポートされる値は次のとおり。
    • 0 – デフォルト。ストアド プロシージャ自体に結果を返す。
    • 1 - クライアントに結果を返す。
    • 2 – ストアド プロシージャの呼び出し側に結果を返す。
    • 3 - ストアド プロシージャとクライアントの両方に結果を返す。
    • 4 – ストアド プロシージャと呼び出し側の両方に結果を返す。
  • PeriodStructOnは、Periodデータ型をStructured UDTとして扱うかどうかを示します。
    • 'N' - Periodデータ型を単純なデータ型として扱います。
    • 'Y' - Periodデータ型をTransforms-offオプションに従ってStructured UDTとして扱うことを示す。PeriodStructOnを'Y'に設定するには、同時にUDTTransformsOffを'Y'に設定する必要がある。Period as StructはStructured UDTのサポートを拡張したものなので、"transformsOff"が'Y'に設定されていない場合、エラーが返される。
  • UDTTransformsOffは、Structured UDTを外部型に変換するかどうかを示します。
    • 'N' - フラグがオフであり、Structured UDTを外部型に変換します。
    • 'Y' - フラグがオンであり、Structured UDTが未変換モードでサーバーから返されます。
  • ColumnInfoが許可されている場合は、このリクエストに対する応答パーセルに大きな列または拡張オブジェクト名サイズが含まれているかどうかを示します。
    • 0 - デフォルト。クライアントが応答パーセルの拡張オブジェクト名を受け入れることができないことを示します。
    • 1 - クライアントが応答パーセルの拡張オブジェクト名を受け入れられることを示す。
  • RFU1~RFU3は、将来使用するために予約されており、2進数ゼロに設定する必要があります。 これらのフィールドが2進数のゼロでなければ、エラーが発生します。
  • MultiStatementErrorsは、Statement Independence機能の結果が返されるかどうかを示します。
    • 'N' - デフォルト値。複文リクエスト内のいずれかのステートメントに問題があると、どのステートメントに問題があったかを示す1つのFailureパーセルが返されることを示す。複文リクエスト内のいずれかのステートメントに問題があると、そのリクエストの処理は停止される。いずれのステートメントも実行されない。
    • 'Y' - すべてのエラーが特定の限定的なタイプでない限り、処理が同じになることを示します。その場合、問題のある文への応答はStatementError (192)パーセルになります。 他のすべての文への応答は通常のSuccessパーセル、OKパーセル、またはResultSummaryパーセルになります。 複文リクエスト内のいずれかの文に問題があっても、特定の問題であれば他の文の処理は許可されます。
  • xmlResponseFormatは、XMLデータ型がサポートされているかどうかを示します。 デフォルト値は0ですが、それ以外に現時点では「C」のオプションのみがサポートされています。 どちらも、文字列(テキスト)形式に値がエンコードされます。 その他のオプション(「B」など)は、将来のリリースでサポートされる予定です。
    • 0 - デフォルト値。データベースから返されるXMLの値が文字列(テキスト)形式にエンコードされることを示す。
    • 'C' - データベースから返されるXMLの値が文字列(テキスト)形式にエンコードされることを示す。
  • tasmFastFailReqは、FastFail TASM機能がサポートされているかどうかを示します。
    • 'N' - デフォルト値。TASM FastFailリクエストが処理されないことを示します。
    • 'Y' - TASM FastFailリクエストが処理されることを示します。