DBCHFERは、セッション固有のエラー情報を検索します。
このルーチンによって返される値は、報告されているエラーを検出したCLIサービス ルーチンによって返された値です。
値
err_code構造体に格納された値は、CLI「以下」のレベル(MTDPおよびMOSI)で発生したエラーの種類を示します。
この構造体には、以下に示す3つのエラー値が入っています。
- e_class
このエラー値のクラスは、エラーが発生したときにMTDPが実行していた処理のタイプを定義します。例: EC_NETWORK。
- e_reason
このエラー値のクラスは、MOSIで発生した現在のエラーを定義します。 例: ER_LINKDOWN。
- e_syst
このエラー値のクラスは、失敗したシステム コールによってエラーが発生した場合の(MOSIがe_systに格納した)errnoの値です。
パラメータ
DBCHFER (LogSessId, ErrPtr, MsgBuf)
次のような場合に当てはまります。
パラメータ | 内容 |
---|---|
LogSessId | 特定のセッションのエラー情報が必要な場合にCLIによって割り当てられる、整数の論理セッション番号。 |
この番号がゼロの場合には、全体にわたって発生した最後のエラーについての情報が与えられます。 この引数のサイズは、対象にしているマシンの整数のサイズです。 | |
ErrPtr | エラー コードを受け取るための構造体を指すポインタ(4バイト)。 この構造体は、次に示す形式でCOPERR.Hの中に定義されます。struct err_code { int e_class; int e_reason; long e_syst; } この引数はオプションであり、特定のエラー コードが必要でなければ、NULLにする必要があります。 |
MsgBuf | エラー メッセージのテキストを受信する80バイトのテキスト領域を示す、4バイトのポインタ。 この引数はオプションで、テキストが不要の場合はNULLにしておく必要があります。 |