使用上の注意
Multiloadを使用する場合は、従来のプロトコルを使用するか、拡張プロトコルを使用するかを指定できます。
Extended-load-usageに'N'を設定すると、従来のMultiloadプロトコルを使用することになります。Extended-load-usageに'Y'を指定すると、データベースは従来のプロトコルを使用するようになります。ただし、従来のプロトコルでは実行できない内容がターゲット テーブルに含まれている場合、データベースは拡張プロトコルを使用するようになります。このオプションに'A'を指定すると、常に拡張プロトコルが使用されるようになります。
このオプションを使用するには、Connect-type=C(DBOCTYPE)を指定する必要があります。
Utility-dataクエリーを実行すると、データベースのMultiloadサポートを特定できます。その他のCLIルーチンを参照してください。
| 言語 | Extended-loadの変数名 |
|---|---|
| COBOL | EXTENDEDLOADUSAGE |
| C | extendedLoadUsage |
| 条件 | Extended-loadの設定 |
|---|---|
| アプリケーションは、拡張MultiLoadプロトコルを使用できないことを示している。 | 'N'
|
| アプリケーションが拡張MultiLoadプロトコルを使用できることを示している場合。データベースは、CHECK WORKLOAD FOR BEGIN MLOAD文を処理するときに、従来のMultiLoadプロトコルが適切だとみなした場合は、MultiLoadジョブに従来のプロトコルを採用する。従来のMultiLoadプロトコルが使用される場合は、アプリケーションに警告やエラーは返されない。データベースが拡張MultiLoadプロトコルを使用することを決定すると、CHECK WORKLOAD END文について、警告コード9580(ERRTEQUSEUTCML)をアプリケーションに送信する。この警告コードを受信したときには、アプリケーションは拡張MultiLoadプロトコルをジョブに使用する必要がある。 | 'Y'
|
| アプリケーションが、拡張MultiLoadプロトコルを使用できることを示していて、従来のMultiLoadプロトコルをサポートしていないことを示している場合。データベースは、ジョブに拡張MultiLoadプロトコルの使用を試行する。一貫性を保つために、CHECK WORKLOAD END文について、警告コード9580(ERRTEQUSEUTCML)をアプリケーションに返して、拡張MultiLoadプロトコルが使用されることを示す。何らかの理由(ターゲット テーブルが列パーティション化されたテーブルである場合など)で拡張MultiLoadプロトコルでは処理を続行できないと判断すると、データベースはアプリケーションにエラーを返す。 | 'A'
|
| アプリケーションがMLOADXを使用できないことを示している場合。これは、前のバージョン(TTU 14.10)のクライアントによって現在使用されている'N'と同等に扱われる。 | '0' |
| アプリケーションがMLOADXフェーズ2をサポートすることを示している場合。データベースは、CHECK WORKLOAD FOR BEGIN MLOAD文を処理するときに、従来のMultiLoadプロトコルが適切だとみなした場合は、MultiLoadジョブに従来のプロトコルを採用する。従来のMultiLoadプロトコルが使用される場合は、クライアントに警告やエラーは返されない。データベースがMLOADXフェーズ2を使用することに決定すると、CHECK WORKLOAD END文に対して警告コード9580(ERRTEQUSEUTCML)をクライアントに送信する。この警告コードを受信した場合、クライアントはジョブにMLOADXフェーズ2プロトコルを使用する必要がある。'2'は前のバージョン(TTU 14.10を)のクライアントで使用される'Y'と同等に扱われますが、'2'はフェーズ2プロトコルに使用され、'Y'はフェーズ1プロトコルに使用される。 | '2' |
| アプリケーションがMLOADXフェーズ2をサポートし、従来のMultiLoadプロトコルをサポートしていないことを示している場合。これは、MLOADXのみをサポートするすべてのクライアント アプリケーションで使用される。データベースは、ジョブにMLOADXフェーズ2の使用を試みる。一貫性を保つために、CHECK WORKLOAD END文に対して警告コード9580(ERRTEQUSEUTCML)が返され、MLOADXフェーズ2が使用されることを示す。データベースが、何らかの理由で(複数のDMLが同じターゲット テーブルを参照する場合など)MLOADXフェーズ2プロトコルでは処理を続行できないと判断すると、クライアントにエラーを返す。'B'は前のバージョン(TTU 14.10)のクライアントで使用される'A'と同等に扱われるが、'B'はフェーズ2プロトコルに使用され、'A'はフェーズ1プロトコルに使用される。 | 'B' |
デフォルト設定は「N」です。アプリケーションの要求には、従来のMultiloadプロトコルが使用されます。
| ルーチン | Extended-loadに対する動作 |
|---|---|
| DBCHCL | 読み取りおよび書き込み(CON; RSUP) |
| Extended-loadの使用者 | 目的 |
|---|---|
| アプリケーション | 書き込み |