与えられた値がアプリケーションにとって適切な値でなければ、Connect、Run Startup、またはInitiate Request関数のDBCHCLを呼び出す前に、次の手順を実行します。
- オプションを’Y’に変更する。
- Two Response Buffersの値を適切な値に設定します。
Y: 応答の二重バッファ処理を行なう場合。
N: 応答に単一バッファを使用する場合。
二重バッファ機能は、データベースからの応答が大きく、大容量の応答バッファを使用する場合に便利です。 アプリケーション プログラムが前のバッファ分にアクセスしている間に、データベースから次のバッファ分の応答データが転送されるため、応答時間が大幅に改善されます。
応答バッファ(群)は、DBCHCLによって自動的に再ストックされます。 アプリケーション プログラムのデータ消費がデータベースがバッファを再ストックできる速さを上回る場合、アプリケーション プログラムは、データの到着を待たなければならない場合があります。ただし、アプリケーション プログラムでデータの到着を準備する必要はありません。
DBCHCLがConnect関数に呼び出される際にTwo Response BuffersがYに設定されている場合にも、接続リクエストの応答は二重バッファ処理されません。 ただし、そのセッション内の接続以外のリクエストの応答は、リクエストを実行依頼する前にTwo Response Buffersの設定が変更された場合を除いて、二重バッファ処理されます。
Two Response Buffersの値は、Connect関数によって読み取られて格納されます。ただし、接続操作自体のために使用されることはありません。
Two Response Buffersは、取り出しリクエストがLOBまたはカーソル再位置付けの応答を求める場合には、無視されます。