上記に説明されているall-or-nothing(完全に行なうかまったく行なわない)の特性は、アプリケーション自体で実施することも可能ですが、データベースに実施させる方がはるかに簡単です。システムは、1つのトランザクションが1つ以上のステートメントで構成されるという情報があれば、all-or-nothing特性を実施します。トランザクションを構成するステートメントのいずれかが実行に失敗したときには、システムはそのトランザクションをアボートし、影響を受けたデータベースをそのトランザクションが実行されなかった時点の状態に戻します。