DBCHPECは、アプリケーション プログラムで、全域CLIアテンション フラグを設定してアプリケーションがBREAK割り込みに応答したことを示すために呼び出します。
またDBCHPECは、プロセスを待機状態(プロセスがDBCHWAT内またはDBCHCLの待機中の関数内の場合など)から復帰させます。
[Ctrl-C]ブレーク/アボートを使用して、更にブレーク ハンドラーをポストしている場合(信号C呼び出しなどを通して)には、アプリケーションは、アボート呼び出しを、信号ハンドラー ルーチン内にポストしてはなりません。DBCHCLが信号ハンドラーから呼び出された場合には、間違った結果になることがあります。 ブレーク/アボートを正しく扱うためには、アプリケーションで、処理待ち状態のDBCHCL処理がEM_BREAKの戻りコードを返して完了するまで待って、その後でAbort関数をポストしなければなりません。
パラメータ
DBCHPEC (ReturnCode, UserECB)
次のような場合に当てはまります。
パラメータ | 内容 |
---|---|
ReturnCode | アプリケーション プログラムが4バイトの符号付き整数の記憶域として割り当てた領域の4バイト アドレス。 |
UserECB | アプリケーション プログラムがユーザーECB用に割り当てた領域の4バイト アドレス。 |
使用上の注意
DBCHPECから制御が戻ると、この整数には、成功または失敗を表わすコード値が入っています。 ゼロの戻りコードは、成功を示します。ゼロ以外の戻りコードは、失敗を示すと同時にその値が失敗の理由を示します。