Logon Pointer - Call-Level Interface Version 2

Teradata® Call-Level Interfaceバージョン2リファレンス - ワークステーション接続システム

Product
Call-Level Interface Version 2
Release Number
17.10
Published
2021年6月
Language
日本語
Last Update
2021-09-23
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ja-JP/ttt1608578409164.ditamap
dita:ditavalPath
ja-JP/ttt1608578409164.ditaval
dita:id
B035-2418
Product Category
Teradata Tools and Utilities

使用上の注意

Logon Pointerフィールドは、セッション用のログオン文字列のアドレスを指定します。

言語 変数名
COBOL: DBCAREA-LOGON-PTR
C: DBCAREA.H: logon_ptr
ルーチン 動作
DBCHINI: 書き込み
DBCHCL: 読み取り(CON)
使用者 動作
アプリケーション プログラム 書き込み

Connect関数のDBCHCLを呼び出す前に、アプリケーション プログラムでログオン文字列を作成し、そのアドレスをLogon Pointerに入れなければなりません。 ログオン文字列の形式は、次のとおりです。

[tdpid[.domain][:port]/][userid,password][,'acctid']

次のような場合に当てはまります。

変数 場所
tdpid ネットワーク上のクライアントを列挙したワークステーション接続ホスト ファイル内のdbcnameの1つ。tdpidのipアドレスおよびipポート形式の両方をサポートする。例を次に示す。

"ipaddress/username,passwd..."

"ipaddress:port/username,passwd..."

"dbcname:port/username,passwd..."

TDPidとして使用される単純マシン名は複数のドメイン間で固有(つまり、完全修飾ドメイン名のハイ レベル修飾子が固有)の存在でなければなりません。

例えば、bteqdev.sandiegoca.teradata.combteqdev.northpole.hellokitty.comは、同じジョブで使用することは避けなければなりません。

単純マシン名が供給され、ローカルのhostsファイルに対応するエントリがない場合、gethostbyname()は、/etc/resolv.conf (UNIX)またはAdvanced TCP/IP Settings (Windows)にあるデフォルト ドメイン名を付記します。 これによって、DNSから有効なIPアドレスを取得します。

tdpidを省略した場合には、CLIはSPB内にあるdbcnameのデフォルト値を使用します(システム パラメータ ブロック(SPB)処理を参照)。

userid 対応するデータベース コンピュータのユーザーIDです。useridの長さは最大30バイトです(アルファベットのケース指定はありません。ドル記号($)、ポンド記号(#)、および下線(_)は、useridのどこにでも入れることができます。数字は使用できますが、先頭には使用できません)。

ログオン文字列には、Teradata Walletキーワードを含めることができます。以下のTeradata Walletサポートセクションを参照してください。

password 対応するデータベース コンピュータのパスワードです。パスワードの長さは最大30バイトです(アルファベットのケース指定はありません。ドル記号($)、ポンド記号(#)、および下線(_)は、useridのどこにでも入れることができます。数字は使用できますが、先頭には使用できません)。

Logon Pointerフィールドには、ログオン文字列の始めにアドレスが含まれます。ログオン文字列には、Teradata Walletキーワードを含めることができます。以下のTeradata Walletサポートセクションを参照してください。

acctid ワークステーション接続クライアントに課されるアカウントです。 acctidの長さは最大30バイトです。
ログオン文字列をセミコロンで終わらせてはなりません

Logon Pointerは、ログオン文字列の先頭を示します。

Teradata Walletサポート

Teradata Walletは、クライアント コンピュータでのパスワード、IDなどのログオン文字列情報の安全な保存をサポートします。Teradata Walletの概要については、https://downloads.teradata.com/tools/articles/introducing-teradata-walletを参照してください。

Teradata Walletの使用については、<Teradata Vantage™ - Advanced SQL Engineセキュリティ管理ガイド, B035-1100>の最新版を参照してください。

Teradata Walletのインストールとセットアップのオプションについては、該当するオペレーティング システムの<Teradata Tools and Utilitiesインストール ガイド>を参照してください。

漢字サポート

userid、password、およびacctidに使用する漢字は、最大30バイトに制限されています。 漢字は2または3バイトなので、漢字が含まれているときの最大長は、30バイト未満でなければなりません。 例えば、useridに2バイトの漢字だけを使用した場合には、useridの最大長は15個の漢字になるはずです。

漢字は、userid、password、およびacctidだけに使用することができます。 空白文字、カンマ、およびスラッシュは、1バイト文字でなければなりません。

マルチバイト文字のサポート

セッションの文字セットがKANJIEBCDIC5026_0I、KANJIEBCDIC5035_0I、またはKATAKANAEBCDICの場合、ダブルバイト文字は、それぞれ連続するグループの前にシフトアウト制御バイトX'0E'、グループの後にシフトイン制御バイトX'0F'が含まれる場合があります。

セッションの文字セットがUTF8の場合、文字ごとに1-3バイトが必要です。

セッションの文字セットがKANJIEUC_0Uの場合、文字ごとに1バイトまたは2バイトが必要です。いずれの文字も制御バイトSS2(Single-shift-2)のX'8E'、またはSS3(Single-shift-3)のX'8F'が先行する可能性があります。 したがって、文字ごとに合計1~3バイトが必要です。

セッションの文字セットがKANJISJIS_0Sの場合、文字ごとに1~2バイトが必要です。