ラージ オブジェクト(LOB)は、バイナリ データ(BLOB)または文字データ(CLOB)のいずれかです。 ある特定のテーブルに最大32のLOB列を定義でき、これらの列にはグラフィック、ビデオ、サウンド クリップなどのバイナリ オブジェクトを含めることができます。 LOBは、他のデータ型と同じように扱われます(特定の制限が適用されます)。 多くの点で、LOBは既存のVARBYTEデータ型に最もよく似ています。ただし、LOBの可変長標識接頭辞のサイズは、2バイトではなく8バイトです。 ジャーナリング、フォールバック、アーカイブ、および復元に関して、LOBはデータベースに完全に収容されます。 LOBに対する変更は、コミットまたはロールバックできます。
LOBデータの処理には、 インラインおよび遅延という2つの手法が採用されています。 どちらの手法も、既存のフィールド、レコード、標識、および拡張標識の各応答モードに加えて、マルチパート標識応答モードと呼ばれる応答モードを使用します。このモードは、Optionsパーセル、またはMultipartRunStartupパーセルもしくはMultipartReqパーセルを通じて指定できます。 CLIには、マルチパート標識モードの使用を指定するためにパーセル リクエスト モードのアプリケーションで使用できる、新しいDBCAREA設定が用意されています。