レベル1のチェック - Advanced SQL Engine - Teradata Database

Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ

Product
Advanced SQL Engine
Teradata Database
Release Number
17.05
Published
2021年1月
Language
日本語
Last Update
2021-03-30
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B035-1102
Product Category
Software
Teradata Vantage
pendingopレベルのチェックを実行するのに加え、レベル1のチェックでは以下を調べます。
  • 指定したシステム データ構造
  • データ サブテーブル
  • ラージ オブジェクト(LOB)サブテーブル
  • 地理空間インデックスを含む、固有セカンダリ インデックスおよび非固有セカンダリ インデックス(USIおよびNUSI)
  • システム定義の結合インデックス(SJI)

次のテーブルは、特定のレベル1のチェックについて要約しています。これらのチェックは、すべてのチェック レベルで実行された一般的なチェックに加えて行なわれます。これらの一般的なチェックの詳細については、CheckTableの一般的なチェックを参照してください。

チェックされたオブジェクト CheckTableが行なう事柄
テーブル ディクショナリまたはテーブル ヘッダー
  • テーブル ヘッダーで、パーティション化されたテーブルのパーティション定義をチェックして、この操作環境の有効性を調べ、整合性と正確さがチェックされます。
  • COMPRESSCHECKオプションが使用された場合、テーブル ヘッダーからの圧縮多値と(指定されている場合は)圧縮アルゴリズムUDFを、DBC.TVFieldsテーブルのCompressValueList列に格納されている対応する情報と比較します。

    圧縮の詳細は、<Teradata Vantage™ - データベースの設計、B035-1094>および<Teradata Vantage™ - データ タイプおよびリテラル、B035-1143>を参照してください。

表ヘッダーまたは行のパーティションを訂正する場合は、ALTER TABLE文にREVALIDATE PRIMARY INDEXオプションを指定して使用します。ALTER TABLEについての詳細は、<Teradata Vantage™ - SQLデータ定義言語-構文規則および例、B035-1144>を参照してください。

参照インデックス
  • AMPの参照インデックスに無効なフラグが付いていないかどうかをチェックします。
  • インデックスがハッシュ分散、かつテーブルがフォールバック定義されている場合、基本行数とフォールバック行数を比較します。
  • インデックス サブテーブルの行数とデータ サブテーブルの行数を比較します。
データ サブテーブル
  • 各クラスタのAMPごとに、基本データ サブテーブルの物理行とフォールバック データ サブテーブルの物理行の数を比較します。

    「物理行」とは、ファイル システムによって格納される下位レベルの行構造を意味します。物理行は、テーブルの行、または1つ以上の列パーティションのデータを格納できます。

このチェックは、フォールバックを持つテーブルに対してのみ実行されます。

このチェックには、クラスタ内のすべてのAMPへのアクセスが必要です。クラスタ内のAMP がダウンしているか利用不能である場合、そのクラスタのAMPはチェックされません。
LOBサブテーブル
  • LOBサブテーブルの行数を比較します。
  • LOBサブテーブルの基本コピーがフォールバック サブテーブルの行数と一致しているかどうかを検証します。
  • 基本データ テーブルの論理行の数が、基本テーブルに関連付けられている各LOBサブテーブルのものと一致しているかどうか検証します。関連するLOB値がNULLの場合は、LOBサブテーブルにLOB行はありません。

LOBサブテーブルの場合、LOBはLOBサブテーブルの中で複数の物理行にまたがっている場合があるため、実データ テーブルとLOBサブテーブルの行数に1対1対応はありません。

例えば、基本データ テーブルの行が、長さが198,000バイトのLOBを指している場合、LOBサブテーブルのこのオブジェクトの行は4つになります(3つの行には64,000バイトが含まれ、残り1つの行に6,000バイトが含まれます)。行数が基本データ テーブルと比較される際、これら4行はCheckTableによって1つの行としてカウントされます。

USI AMPのUSIに無効なフラグが付いていないかどうかをチェックします。CheckTableは、以下を比較します。
  • すべての基本AMPのデータ サブテーブルの論理行数。
  • すべての基本AMPの対応するUSIサブテーブルの論理行数。

    基本AMPが使用不能で、テーブルがフォールバックの場合は、対応するフォールバック テーブルの行カウントが代用されます。AMPが使用不能でテーブルがフォールバックではない場合、このチェックはスキップされます。

  • それぞれの基本AMPのUSIサブテーブルの論理行数と、同じクラスタ内の他のAMPの対応するUSIサブテーブルの行数を比較します。このチェックは、フォールバックが指定されているテーブルに対してのみ実行されます。

USIとNUSIの場合は、無効なインデックスがあってもエラーではありません。インデックスをチェックから明示的に外さないかぎり、CheckTableは警告を発行します。

このチェックには、クラスタ内のすべてのAMPへのアクセスが必要です。クラスタ内のAMP がダウンしているか利用不能である場合、そのクラスタのAMPはチェックされません。
NUSI
  • AMPのNUSIに無効なフラグが付いていないかどうかをチェックします。
  • CheckTableは、NUSIサブテーブルの論理行数と、対応するデータ サブテーブル、基本およびフォールバックの行数とを比較します。
  • 地理空間インデックスの場合、CheckTableは、地理空間インデックスのRツリー構造の整合性と正確さについての追加チェックを実行します。

NUSI行はデータ行と同じAMPに格納されているので、必ずしもすべてのAMPがオンライン上になくても、このチェックを実行できます。しかし、利用不能なAMPでは、データ サブテーブルとインデックス サブテーブルとの関係は、チェックされません。

USIとNUSIの場合は、無効なインデックスがあってもエラーではありません。インデックスをチェックから明示的に外さないかぎり、CheckTableは警告を発行します。

SJI
  • SJIの行数と、対応するテンポラル基本データ サブテーブル(または、クラスタのAMPがダウンしている場合はフォールバック サブテーブル)の行数を比較して、行数がテンポラル テーブルとテンポラル固有性制約のタイプに適切であることを確認します。

SJIは、テンポラル固有性制約のあるテンポラル テーブルのTeradata Databaseにより生成されます。テンポラル テーブルと制約の詳細については、<Teradata Vantage™ - テンポラル テーブル サポート、B035-1182>を参照してください。