argは、FLOATでない場合は暗黙の型変換ルールに基づいてFLOAT値に変換されます。引数を変換できない場合は、エラーがレポートされます。詳細については、Teradata Vantage™ - データ タイプおよびリテラル、B035-1143を参照してください。
argがUDTである場合、以下のルールが適用されます。
- 以下のいずれかの事前定義型に対する暗黙CASTがUDTになければなりません。
- Numeric
- Character
- DATE
UDT用の暗黙CASTを定義するには、CREATE CAST文を使用し、AS ASSIGNMENT節を指定します。詳細は、<Teradata Vantage™ - SQLデータ定義言語-構文規則および例、B035-1144>を参照してください。
- 双曲線関数および逆双曲線関数を含めた、システム演算子および関数用のUDTの暗黙の型変換は、ANSI SQL規格のTeradata拡張機能です。この拡張を無効にするには、DBS制御レコードのDisableUDTImplCastForSysFuncOpフィールドをTRUEに設定します。詳細は、<Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ、B035-1102>を参照してください。
双曲線関数および逆双曲線関数は、以下のタイプの引数には適用できません。
- BYTEまたはVARBYTE
- BLOBまたはCLOB
- CHARACTERまたはVARCHAR (サーバーの文字セットがGRAPHICの場合)
例: 典型的な双曲線関数式と逆双曲線関数式
以下は、主な双曲線関数および逆双曲線関数の式と結果です。
式 | 結果 |
---|---|
COSH(EXP(1)) | 7.61012513866229E 000 |
SINH(1) | 1.17520119364380E 000 |
TANH(0) | 0.00000000000000E 000 |
ACOSH(3) | 1.76274717403909E 000 |
ASINH(LOG(0.1)) | -8.81373587019543E -001 |
ATANH(LN(0.5)) | -8.53988047997524E -001 |