例: アンカー間隔に対するEXPAND ON - Teradata Database - Teradata Vantage NewSQL Engine - 例: アンカー間隔に対するEXPAND ON

この例では、アンカー ピリオド拡張およびアンカー ポイント拡張を行なうための、アンカー間隔の使用方法を示します。アンカー ピリオド拡張の場合、拡張された期間値は拡張中の期間とオーバーラップする必要がありますが、アンカー ポイント拡張の場合は、拡張された期間値の開始値は、拡張中の期間内に含まれている必要があり、より制限の厳しい条件になっています。

まず、sold_productsテーブルを作成します。

     CREATE SET TABLE sold_products, NO FALLBACK  (
       product_id       INTEGER,
       product_price    DECIMAL(10,2),
       product_duration PERIOD(DATE))
     PRIMARY INDEX (product_id);

sold_productsテーブルには、次の行が含まれます。

次のSELECT文では、MONTH_BEGINのアンカー ピリオドを指定します。これはアンカー ピリオド拡張です。

     SELECT product_id, product_price, product_duration, expd
     FROM sold_products
     EXPAND ON product_duration AS expd BY ANCHOR PERIOD MONTH_BEGIN;

文が以下の9つの行を返します。元の2つの行は赤色で強調表示されています。

同じデータに対して行なわれたアンカー ポイント拡張の場合は、以下の例が示すように、影の付いた行は表示されません。

次のテーブルでは、アンカー ポイントとアンカー ピリオド拡張の相違について説明します。

以下のSELECT文を実行します。これは、単純に列名を指定する代わりに、product_durationにBEGIN境界機能を指定している点が、前の文とは異なります。これは、前のアンカー ピリオド拡張と同じデータに対して行なうアンカー ポイント拡張です。

     SELECT product_id, product_price, product_duration, BEGIN(expd)
     FROM sold_products
     EXPAND ON product_duration AS expd BY ANCHOR MONTH_BEGIN;

この文からは9行ではなく7行返されます。赤い影付きの行は、前の例の行で、結果セットには表示されません。