ビューから行を挿入する場合に、フィールド内の不可視データが挿入される可能性があるので、ビューからデータを挿入する権限を付与する際には注意が必要です。
ビューで行を挿入する場合に、次のルールが適用されます。
- ユーザーおよびビューの直接所有者は、適切な権限を持っていなければならない。
- ビューは、ただ1つのテーブルまたはビュー内の列を参照しなければならない。
- ビュー内のどの列も、基礎となるテーブルの値を変更する式で表わされてはならない。
- ビュー内の各列は、基礎となるテーブルまたはビュー内の列と、1対1で対応していなければならない。
- ビューには、基礎となるテーブルまたはビューにNOT NULLと指定されている列が含まれていなければならない。
- 2つのビュー列が基礎となるテーブルの同じ列を参照することはできない。
- ビューを定義するリクエストにWHERE句とWITH CHECK OPTIONが含まれている場合には、そのビューを介して挿入されるすべての値が、WHERE句に指定された制約を満たしていなければなりません。
ビューにWHERE句が含まれているものの、WITH CHECK OPTIONが含まれていない場合には、データを挿入することはできますが、挿入されたデータを、そのビューを介して見ることはできません。