目的
指定されたテーブルのサンプル統計を、指定されたQCD_name内のTableStatisticsテーブルから削除します。
- COLLECT STATISTICS(QCD形式)
- <Teradata Vantage™ SQLデータ定義言語 - 詳細トピック、B035-1184>の「HELP STATISTICS(QCD形式)」
必要な権限
- table_nameまたはこれが含まれているデータベースに対するINDEXまたはDROP TABLE。
- TableStatisticsテーブルまたはこれを含んでいるQCDデータベースに対するDELETE権限。
構文
構文要素
- FROM QCD_name
- 指定されたテーブルの列およびインデックスに関する統計をTableStatisticsテーブルから削除する対象となるQCDデータベースの名前を指定します。
- database_name | user_name
- table_nameが含まれているデータベースまたはユーザーの名前を指定します(現行データベースまたはユーザー以外の場合)。
- table_name
- サンプル列およびインデックス統計を削除するテーブルの名前を指定します。
- COLUMN column_name
- サンプル統計を削除するインデックスの付けられていない列のセットを指定します。
- COLUMN PARTITION
- テーブルのシステム派生のPARTITION列に関する統計を削除します。
- INDEX index_name
- サンプル統計を削除するインデックスの名前を指定します。
- INDEX column_name
- サンプル統計データを削除する列セットを指定します。
ANSI準拠
DROP STATISTICS (QCD形式)は、ANSI SQL:2011規格のTeradata拡張機能です。
呼び出し
通常は、クライアント ベースのデータベース問合わせ分析ツールを使用して呼び出されます。
DROP STATISTICS (QCD形式)とDROP STATISTICS (最適化ルーチン形式)の違い
DROP STATISTICS文(最適化ルーチン形式)とは異なり、DROP STATISTICS (QCD形式)は、最適化ルーチンが使用できるようにデータ ディクショナリに保持されている統計を削除しません。DROP STATISTICS (QCD形式)は、指定されたQCDデータベースのTableStatisticsテーブルから統計を削除します。
DROP STATISTICS (QCD形式)およびINSERT EXPLAIN WITH STATISTICS
DROP STATISTICS (QCD形式)は、INSERT EXPLAIN WITH STATISTICSリクエストを使用してキャプチャされた統計をQCDから削除しません。これらの統計は、対応する問合わせ計画がQCDから削除されると自動的に削除されます。
DROP STATISTICS (QCD形式)およびトランザクション処理
DROP STATISTICS (QCD形式)リクエストは、トランザクション マネージャによってDDL文として扱われることはないので、トランザクション内の任意の位置に配置できます。
UDTに関する統計の削除
UDT列に関する統計を削除することはできません。
例: すべての列の統計を削除
以下の例は、ordersテーブルのすべての列およびインデックスに関する統計を、TableStatisticsという名前のQCDデータベースのMyQCDテーブルから削除します。
DROP STATISTICS FROM MyQCD ON orders;
例: 単一列の統計を削除
以下の例は、orderDateNUPIという名前の単一列NUSIの統計を、MyQCDという名前のQCDデータベースのTableStatisticsテーブルから削除します。
DROP STATISTICS FROM MyQCD ON orders INDEX orderDateNUPI;
例: パーティション統計の削除
次のDROP STATISTICSリクエストは、table_1という名前のQCD内のTableStatisticsテーブルからQCD_11という名前のPPIテーブルのPARTITION列に関する統計だけを削除します。
DROP STATISTICS FROM QCD_11 ON table_1 COLUMN PARTITION;
次のDROP STATISTICSリクエストは、column_1という列とtable_2というテーブルのシステム派生PARTITION列の統計をQCD_12というQCDにあるTableStatisticsテーブルから削除します。
DROP STATISTICS FROM QCD_12 ON table_2 COLUMN (column_1, PARTITION);
次のテーブル レベルDROP STATISTICSリクエストは、table_3というテーブルのすべての統計(システム派生PARTITION列の統計を含む)をQCD_13というQCDにあるTableStatisticsテーブルから削除します。
DROP STATISTICS FROM QCD_13 ON table_3;