拡張された行は、拡張期間とオーバーラップするすべてのアンカー ピリオドに対応します。アンカー ピリオド拡張とアンカー ポイント拡張との主な違いは、アンカー ポイント拡張の場合、アンカー ポイントはアンカー期間の開始境界であり、拡張期間内である必要がありますが、アンカー ピリオド拡張の場合、アンカー ピリオドは拡張期間とオーバーラップする必要があります。
アンカー ピリオド拡張の有効な使用法を次に示します。
- 拡張期間の継続期間は、拡張間隔の継続期間より短い。
例えば、拡張がMONDAYごとで拡張期間がPERIOD(DATE '2011-08-14', DATE '2011-08-17')だとすると、拡張期間は火曜に始まり、同じ週の金曜に終わります。また、拡張された行は、それぞれが結果となるアンカー ピリオドPERIOD(DATE '2011-08-13', DATE'2011-08-20')です。
この場合、入力行に対して拡張された行は1つのみです。
- 拡張期間はアンカー ピリオドと揃ってはいないが、拡張期間の継続期間は拡張間隔より長い。
そのような行は、結果に1つ以上の拡張された行を作成します。
例えば、拡張が月曜ごとに行なわれ、拡張期間がPERIOD(DATE '2011-08-15', DATE '2011-08-25')の場合です。
この場合、拡張された結果は、2つのアンカー ピリオド、PERIOD(DATE '2011-08-13', DATE '2011-08-20')およびPERIOD(DATE '2011-08-20', DATE '2011-08-27')を持ちます。
- 拡張中の期間がアンカー ピリオドと揃い、その継続期間は拡張間隔の倍数と一致する。
例えば、拡張が月曜ごとに行なわれ、拡張期間がPERIOD(DATE '2011-08-20', DATE '2011-08-27')とすると、拡張された行には、PERIOD(DATE '2011-08-20', DATE '2011-08-27')が含まれます。