UPDATE構文に備えられているオプションのFROMリストは、UPDATEの検索条件内で相関サブクエリーおよび派生テーブルをサポートするためのTeradata拡張機能です。
FROM句は、以下の目的でのみ指定してください。
- サブクエリーで参照される列を持つテーブルの外部の範囲を提供することによって、そのサブクエリーを相関サブクエリーにする
- 派生テーブルへの参照を可能にする
- 更新操作に結合テーブルを指定する
テーブルをUPDATEのFROM句にリストし、サブクエリーのFROM句にリストしない場合には、サブクエリーでのフィールドの参照の範囲は外部レベルになり、その問合わせは相関サブクエリーになります。
次のルールは、UPDATEリクエストのFROM句で相関サブクエリーを使用する際に当てはまります。
- 現在使用しているUPDATE構文規則に対してFROM句を指定する場合には、 使用する相関名をFROM句内に指定しなければなりません。
- 更新可能なテーブル名に対する相関名をFROM句内に指定した場合には、元の名前ではなく、この相関名をtable_nameとしてUPDATEキーワードの後ろに使用しなければなりません。UPDATEに結合テーブルを指定しない場合には、このFROM句は任意選択です。
- 内問合わせ列の指定で外のFROM句テーブルを参照する場合、その列参照を完全修飾しなければなりません。
- FROM句を省略した場合には、UPDATEキーワードの後ろのtable_nameに相関名を指定することができます。
相関subqueryも参照してください。