クライアントが使用する形式でデータ内に送られてくる情報については、日本語文字データのパーセルに十分注意してください。以下のような、問題のからんだ例を考察してみます。
USING (emp_name CHARACTER(40) UPPERCASE, emp_number INTEGER) INSERT INTO employee (:emp_name, :emp_number);
データのパーセルには、40バイトのemp_name用のCHARACTERデータと、4バイトのemp_number用のINTEGERデータが入ることがこのリクエストで指定されます。
data_typeはデータ パーセルの配置をクライアントが使用する形式で記述するため、この例では、CHARACTER(40)とは、CHARACTER情報は40バイトではなく40文字であることを示します。
ASCIIやEBCDICなど、1バイトの文字の外部データ設定には、バイト数および文字数は、同一のバイト数を表示します。
1バイト文字とマルチバイト文字が混合した設定(KanjiEUCなど)、または2バイト文字のみの場合には、バイト数と文字数は一致ない。
GRAPHICおよびVARGRAPHICデータ型は、常にバイト数の半分の文字数であることに注意してください。
GRAPHICのみの複数バイトの文字の入ったKanjiEBCDICなどの漢字文字設定では、文字数とバイト数の単位は一致します。
data_typeに[VAR]CHAR(n) CHARACTER SET GRAPHIC属性を指定することによって、GRAPHIC USINGデータを指定できます。このことは、data_typeを[VAR]GRAPHIC(n)として指定することと同一です。
データが外部使用形式ではなく、クライアントの使用形式であるため、CHARACTERデータを説明するためのCHARACTER SET構文規則に等価拡張はありません。