説明
- AMPCHECK
- 障害AMPに対するTeradata Multiloadの対応を、以下のいずれかで指定します。
- AMPCHECK NONEを指定すると、クラスタ内でダウンしているAMPが複数でない限り、Teradata Multiloadジョブを開始、再始動、または続行できます。
- AMPCHECK APPLYを指定すると、AMPがダウンしているときに、Teradata Multiloadはアプリケーション フェーズに進入することも退出することもできません。
- AMPCHECK ALLを指定すると、AMPがダウンしているときに、Teradata Multiloadジョブは一時停止します。
- CHECKPOINT rate
- Teradata Multiloadのインポート タスクの取得フェーズ中にチェックポイント操作を実行する間隔を、以下のいずれかの値で指定します。
- クライアント システムから読み取られたロー数、またはデータベースに送信されたロー数
- または時間(分)
- DATAENCRYPTION value
- Teradata MultiLoadジョブのデータ暗号化を有効にするキーワード。ネットワーク プラットフォーム以外では使用できません。valueのオプションには、以下のものがあります。
- ON = すべてのセッションが暗号化されます。
- OFF = セッションは暗号化されません。これはデフォルトです。
- dbname
- ターゲット テーブル、作業テーブル、エラー テーブル、および固有性違反テーブルのデータベース。
- DELETE
- 後続のTeradata MultiLoadコマンドによって削除タスクが始動されることを指定します。
- ERRLIMIT errcount
- この数値はおおよその値です。これは、Teradata MultiLoadが一度に複数行のデータをデータベースに送信するためです。エラー制限値を超えたことを示すメッセージをTeradata MultiLoadが処理するまで、エラー制限で指定した実際の数値よりも多くのレコードがエラー表にロードされている可能性があります。
- ERRORTABLES
- エラー表のパス。
- errpercent
- これまでにデータベースに送信された合計レコード数のうち、Teradata MultiLoadのインポート タスクの取得フェーズ中に拒否できるおおよそのパーセントを整数で表わしたもの。
- EXIT name
- ユーザー定義の出口を呼び出すキーワード句。この場合のnameは、メンバー名が_dynamnであるユーザー指定のライブラリ名です。
- IMPORT
- 後続のTeradata MultiLoadコマンドによってインポート タスクが始動されることを指定します。
- MSG 'string'
- Teradata MultiLoadがログ出力する最大16文字のユーザー指定文字列。ログの出力先は以下のとおりです。
- メインフレーム接続のz/OSクライアント システム用のオペレータのコンソール
- ワークステーション接続のUNIXおよびWindowsクライアント システムの場合、システム ログ
- NODROP
- NODROPは、エラー表がジョブの最後に空になってもこれを削除しないようにMultiLoadに指示します。
- NOTIFY
- ユーザー出口通知オプションのTeradata MultiLoad実装。以下のいずれかを指定します。
- NOTIFY OFFを指定すると、通知ユーザー出口オプションが抑制されます。
- NOTIFY LOWは、次の表の低通知レベルの列に"Yes"と表示されているイベントについて、ユーザー出口通知オプションを有効にします。
- NOTIFY MEDIUMは、非常に重要なイベントについて、ユーザー出口通知オプションを有効にします。こうしたイベントについては、次の表の中通知レベルの列に"Yes"と表示されています。
- NOTIFY HIGHは、操作上の判断ポイントが含まれるすべてのTeradata MultiLoadイベントについて、ユーザー出口通知オプションを有効にします。こうしたイベントについては、次の表の高通知レベルの列に"Yes"と表示されています。
NOTIFYエラー条件が発生するとMultiLoadは致命的エラーによって終了します。 - QUEUE option
- メインフレーム接続のz/OSクライアント システムの待ち行列管理オプションを指定するキーワード句。このオプションはz/OSでのみ使用可能で、通知が「低」に指定されているインポート タスクでのみ指定できます。
- SESSIONS
- LOGONコマンドの入力時にログオンされるTeradata MultiLoadセッション数の最大数、およびオプションとしてジョブの実行に必要な最小セッション数。
- maxパラメータは、ログオンするセッションの数を指定します。
maxには、1から32767までの値を指定します。ただし、使用可能なAMPの数より多いSESSIONS max値を指定すると、動作中の各AMPあたりのセッション数がTeradata MultiLoadによって1に制限されます。
SESSIONS オプションを使用しない場合のデフォルトの最大値は、AMPごとに1つのセッションです。
- minパラメータは、ジョブの継続に必要なセッション数の最小値を指定します。
min指定は0より大きくなければなりません。
SESSIONSオプションを使用しない場合またはmin値を指定しない場合、デフォルトの最小値は1です。
- * (アスタリスク)パラメータは、セッション数の最大値および最小値を指定します。
AMPあたり1で、ログオンするセッション数を最大にするには、max指定にアスタリスク文字を使用します。
minの指定にアスタリスクを使用すると、少なくとも1つのセッション、かつmaxの指定以下のセッションがログオンされます。
SESSIONS * *を指定した場合、結果はSESSIONSオプションをまったく使用しない場合と同じになります。
- maxパラメータは、ログオンするセッションの数を指定します。
- SLEEP minutes
- SLEEP実行時オプション。この場合のminutesは、ログオン操作を再試行するまでにTeradata MultiLoadが待機する時間です。
- TABLEWAIT hours
- TABLEWAIT実行時オプション。この場合のhoursは、ターゲット表の1つが他のジョブ(Multiload/Fastload)でロード中の場合にTeradata MultiLoadの開始がTeradata MultiLoadによって試行される時間数です。
- TENACITY hours
- TENACITY実行時オプション。この場合のhoursは、すでに最大数のロード ジョブが"" で実行されている場合にTeradata MultiLoadがログオンを試みる時間数です。
- TEXT 'string'
- Teradata MultiLoadが指定された出口ルーチンに渡す最大80文字のユーザー指定文字列。
- tname1
- インポート タスクのターゲット表またはビュー
- 削除タスクのターゲット表
(削除タスクの場合、ビューは対象にできません。)
- tname2
- 個々のtname1表またはビューに対する作業表。
- tname3
- Teradata MultiLoadのインポート タスクの取得フェーズで検出されたエラーに関する情報を受け取る各tname1表またはビューのフォールバック エラー表。2つ以上のTeradata MultiLoadジョブで取得エラー表を共有しないでください。
- tname4
- Teradata Multiloadのインポート タスクまたは削除タスクのアプリケーション フェーズで検出されたエラーに関する情報を受け取る各tname1テーブルまたはビューのフォールバック エラー テーブル。
- WORKTABLES
- 作業表のパスを指定します。
- EXITEON name
- 拡張オブジェクト名をサポートするユーザー定義の出口ルーチンを呼び出すキーワード句。この場合のnameは、メンバー名が_dynamnであるユーザー指定のライブラリ名です。
- MSGEON 'string'
- MSGEONは拡張オブジェクト名をサポートします。Teradata MultiLoadがログ出力する最大16文字のユーザー指定文字列。ログの出力先は以下のとおりです。
- メインフレーム接続のz/OSクライアント システム用のオペレータのコンソール
- ワークステーション接続のUNIXおよびWindowsクライアント システムの場合、システム ログ
- EXIT64 name
- 8バイトのアクティビティ カウントをサポートするユーザー定義の出口ルーチンを呼び出すキーワード句。この場合のnameは、メンバー名が_dynamnであるユーザー指定のライブラリ名です。
- MSG64 'string'
- MSG64は8バイトのアクティビティ カウントをサポートします。Teradata MultiLoadがログ出力する最大16文字のユーザー指定文字列。ログの出力先は以下のとおりです。
- メインフレーム接続のz/OSクライアント システム用のオペレータのコンソール
- ワークステーション接続のUNIXおよびWindowsクライアント システムの場合、システム ログ
次のテーブルに通知を作成するイベントを示します。 通知の作成を、インポート タスクのみ、削除タスクのみ、または両方のタスクに対して行なうかは、イベントによって異なります。
イベント | インポート タスク | 削除タスク | 通知レベル | 意味 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
低 | 中 | 高 | ||||
AMPの停止 | X | X | No | No | Yes | データベースでAMPがダウンしています。 |
チェックポイント | X | No | No | Yes | 再始動ログ表にチェックポイント情報が書き込まれた。 | |
CLIv2エラー | X | X | Yes | Yes | Yes | CLIv2エラー。 |
削除の開始 | X | No | Yes | Yes | DELETE文をこれからデータベースに送信します。 | |
削除の完了 | X | No | Yes | Yes | 削除タスクが正常に処理されました。 | |
削除の終了 | X | Yes | Yes | Yes | 削除タスクの終了 | |
削除の始動 | X | Yes | Yes | Yes | BEGIN DELETE MLOADコマンドを処理中です。 | |
エラー テーブル1 | X | No | No | Yes | 最初のエラー表に対するSEL COUNT(*)要求が正常に処理されました。 | |
Error Table 2(エラー テーブル2) | X | X | No | No | Yes | 第2のエラー表に対するSEL COUNT(*)要求が正常に処理されました。 |
終了 | X | Yes | Yes | Yes | Teradata MultiLoadが終了しています。 | |
ファイルまたはINMODのオープン | X | No | No | Yes | IMPORTコマンドが正常に処理されました。 | |
インポートの開始 | X | No | No | Yes | 最初のレコードをこれから読み取ります。 | |
Import End(インポートの終了) | X | No | No | Yes | 最後のレコードの読み取り終了 | |
初期化 | X | Yes | Yes | Yes | NOTIFYオプション(BEGIN MLOADまたはBEGIN DELETE MLOADコマンド)が正常に処理されました。 | |
Phase 1 Begin(フェーズ1の開始) | X | No | Yes | Yes | 取得フェーズが開始されました。 | |
フェーズ1の終了 | X | No | Yes | Yes | 取得フェーズ終了後にCHECKPOINT LOADING END要求が正常に処理されました。 | |
フェーズ2の開始 | X | X | No | Yes | Yes | EXEC MLOAD要求がこれからデータベースに送信されることを意味します。 |
フェーズ2の終了 | X | No | Yes | Yes | EXEC MLOAD要求が正常に処理されました。 | |
データベース再起動 | X | X | No | Yes | Yes | データベースまたはCLIv2からのクラッシュ エラーです。 |
データベース エラー | X | X | Yes | Yes | Yes | Teradata MultiLoadを終了させるデータベース エラー。 |