次の表では、LOGTABLEコマンドを使用する場合に考慮すべき事柄について説明します。
対象 | 使用上の注意 |
---|---|
dbname指定の変更 | Teradata MultiLoad操作で使用するdbnameの指定を変更するためには、LOGTABLEのdbnameオプションを使用します。後続のTeradata SQLのDATABASE文は常にLOGTABLE/LOGONコマンドの後に置かなければならないため、これを使用してdbnameの指定を変更できません。 |
再始動ログ表の削除 | Teradata Multiloadジョブが一時停止中の場合は、Teradata Multiloadでインポート タスクまたは削除タスクが完了するまで再始動ログ テーブルを削除しないでください。 詳細については、Teradata MultiLoadが作成した必須のテーブルを削除することによる影響を参照してください。 |
再始動ログ テーブルの管理 | 再始動ログ テーブルはTeradata Multiloadによって自動的に保守されます。何らかの方法でこのテーブルを操作すると、再始動ができなくなります。 ユーザーが実行できる保守操作は、再始動ログ表の削除だけです。表から行を削除することは絶対に避けてください。 |
再始動ログ テーブル | Teradata Multiload再始動ログ テーブルとして指定するテーブルは、完全に修飾する必要はありません。 |
再始動ログ表の共有 | 複数のTeradata Multiloadジョブ間で再始動ログ テーブルを共有しないでください。ジョブを正常に実行するためには、それぞれのTeradata Multiloadジョブで専用の再始動ログ テーブルを使用する必要があります。 各Teradata Multiloadジョブに固有の再始動ログ テーブルを使用しない場合、予期しない結果が発生します。影響を受けた1つ以上のジョブを再始動できない場合もあります。 |
新規または既存のテーブルの指定 | 存在しないテーブルを指定すると、そのテーブルが作成され、Teradata Multiloadユーティリティが終了するまではそのテーブルが再始動ログとして使用されます。 既存のテーブルを指定すると、そのテーブルがチェックされて、現在のTeradata Multiloadユーティリティが再始動操作かどうかが判断されます。 |
LOGTABLEおよびLOGONコマンドの併用 | LOGTABLEコマンドとLOGONコマンドの両方が必要です。 LOGTABLEコマンドとLOGONコマンドの指定順序は自由です。ただし、LOGONコマンドが格納されているファイルの識別に使用するRUNコマンドを除いて、その他のどのコマンドよりも先に指定する必要があります。 LOGONコマンドを最初に入力すると、LOGTABLEコマンドも必要であるという警告がTeradata Multiloadによって表示されます。 |
次の例は、LOGTABLEコマンドとLOGONコマンドの両方が指定されている典型的な例を示しています。
.logtable Mine.Logtable001; .logon tdpx/me,paswd;