一時停止したTeradata MultiLoadジョブとは、Teradata MultiLoad操作の取得フェーズの途中で、完了する前に停止したMultiLoadジョブを指します。一時停止状況は、意図的に発生させる場合もありますし、システム障害やエラー状況の結果として発生することもあります。
Teradata MultiLoadジョブ スクリプトのBEGIN MLOADコマンドとEND MLOADコマンドの間でPAUSE ACQUISITIONコマンドを使用すると、Teradata MultiLoadジョブを意図的に一時停止します。
Teradata MultiLoadジョブが意図せずに一時停止する可能性のある条件には、次のものがあります。
- Teradata MultiLoadジョブ スクリプトのエラー
- 回復不能な入出力エラー
- ダウン状態のAMPの回復
- データベースの再始動
- データベース システムの再構成
- ジョブの中止またはクライアント システム障害
以降の各トピックでは、様々な一時停止状況、Teradata MultiLoadの再始動の操作に影響する要素、およびTeradata MultiLoadジョブを再始動するための手順(該当する場合)について説明します。
データ取得フェーズの途中でTeradata MultiLoadジョブを中止し、誤って別のデータでジョブを再始動すると、Teradata MultiLoad ではこの新しいデータを有効と認識しません。ターゲット テーブルの損壊を避けるため、必ず同じデータを使用します。
チェックポイント情報には、データ署名が入っています。このデータ署名は再始動中に検証され、再始動の開始時に新しいエラーを生じる場合があります。