現在のデータ ウェアハウスではアプリケーションの複雑な組み合わせが実行されるため、データベース リソースを求めてすべてが一度に競合します。頻繁なデータ ローディングは、ビジネスにおける意思決定を行なうために業務上重要な戦術的リクエストと戦略的リクエストとで競合します。システム リソースのニーズとユーザーが期待する応答時間はワークロード タイプごとにそれぞれ異なります。TASMはこの環境を順序付けて整理します。DBAは、TASMを使用して選択したワークロードの目標サービス レベルを指定し、これらの目標に対するパフォーマンスをモニターして、重要な作業の速度低下を回避するようにVantageのアクションを定義できます。
具体的には、ユーザーは、Vantageに送信された作業がさまざまな状況下で実行される方法と、データベースが次のアクションを行なうタイミングを自動化するTASMルールを作成します。
- セッション、ユーティリティ、およびリクエストを制限し、制限に達した場合にはそれを遅延または拒否する
- さまざまなタイプのリクエスト間でシステム リソースを分割する
- アラートを送信するか、制限を超えるアクティブなリクエストのワークロードを変更する
- 時刻とシステム リソースをモニターし、定義済みの方法で対応する